第529回日本テレビ放送番組審議会は、『衝撃のアノ人に会ってみた!2時間スペシャル』を取り上げました。
テレビやSNSなどで話題になった“衝撃のアノ人”を探し出し、今だから話せる真実や裏話を明らかにするドキュメントバラエティー。「人生って、面白い」をテーマに家族で見て頂ける番組を目指し、今回はラグビーワールドカップ100日前スペシャルとして放送しました。
(リポート2名)

  • かつての『あの人は今』は、転落ストーリーのようなものが多かった気がするが、この番組は無名だった人や街頭インタビューでたまたま会った人が、今はどうなっているかという感じだったので、明るい気持ちが刺激されるような番組だったと思う。
  • ラグビーワールドカップや東京五輪など、スポーツの大イベントを控え、プロであれアマチュアであれ、活躍した人のセカンドライフを見せて貰いたい。
  • 2時間で10人近くが登場するが、駆け足気味だったり、掘り下げが足りなかったりしたので、この数はどうかという気もした。
  • ラグビーワールドカップ100日前スペシャルということで、全部ラグビーでも良いのではないかという感じがした。直前、1か月前、2か月前は、堂々と真正面からやってもらいたいという気がした。
  • 窮地をどうやって抜け出したかというより、「秘密を知りたい」と思うので、今回の番組は、普通だったら一緒にご飯を食べたり、講演を聞かないと分からないようなことが聞けて、とても嬉しかった。
  • 100日前にラグビーが好きな人だけではなく、一般の人にも魅力を知ってもらおうとしたのはいいことだと思った。ラグビーを軸に、みやぞんさんやハルウララのストーリーがあって、人間ドラマとしても良かったと思う。
  • 悪く言うと2時間まとまりがなく、印象に残ったのはみやぞんさんとラグビーの話題だった。ラグビーで締めるのかと思ったら“徳井さんが会いたい美女”というのが出てきて、コマーシャルも含めて間延び感があった。
  • スピード感があって面白く見られたが、内容が細切れで多すぎたのではないかという部分もあった。もう少しテーマを絞って、深掘りして貰いたいところもあった。
  • 伏見工業の山口先生の話は、どうやって強豪校にしたのか、小柄な田中選手を全日本で活躍できるように育て、今でも先生のところに慕ってくる秘密を、もっと深掘りして欲しいと思った。
  • 笑いあり、涙ありで楽しませてもらったが、長い! ラグビーの感動だけでは長丁場を持たせられないので、色々と視聴者を飽きさせない工夫をしているのだろうが、その分、番組の印象がバラバラになった感じがした。
  • 2時間の長さを感じさせないくらい面白かった。ただ、“衝撃”という言葉を冠しているにしては、あまり衝撃は無かった。“驚き”くらいでいいのではないかと思う。櫻井翔さんが衝撃を受けた同級生アスリートのエピソードが一番面白く、ラグビーのイメージアップを図っていると思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

「ネタの数やテンポ感、どこまで深掘りするかについては日々悩んでるところで、見終わった後に『いい話だった、これからも頑張ろう』と思っていただける感動話を見つけ、これからもスポットライトを当てていきたいと思っています」