Round 1「新たなる一歩」

2009.01.06 O.A.

日本フェザー級のチャンピオンとして初防衛にも成功した幕之内一歩。“世界”前哨戦を控えた鷹村守や、実力を着実に上げている青木や木村と共に、一歩は、今やジムの看板ボクサーのひとりになっていた。だが、会長の鴨川は、少しも手綱をゆるめない。トレーナーの八木や篠田に、鴨川は、一歩らをさらに鍛えるよう指示を出した。

そんな中、木村が、東洋太平洋(OPBF)フェザー級タイトルマッチが近い一歩のライバル・宮田のスパーリングの相手をすることになった。東日本トーナメントで敗れて以来、日本を離れて韓国やタイで武者修行をしていた宮田。しかし、スパーリングでは、試合まであと1週間というのに、木村の強打を受け、宮田は3度もダウンを喫してしまった。

宮田に自信を付けさせたかった、とボヤく木村に対し、宮田の父は、息子が十分本気だったと答える。宮田の海外遠征での成績は、11戦で10勝1分け8KOの好成績。だが、骨格がフェザー級以上に成長した宮田は、フェザー級の身体を作らなければならない厳しい困難に直面していたのだ。

宮田の父は、実力を出し切れるライト級への移行を何度も勧めたと明かす。一歩との再戦を夢見る宮田は、その言葉を頑として受け入れなかったらしい。宮田は、父親の話を認めつつも、ワニのアゴ並みに強烈な左右のフックが自慢の王者・アーニーを集中力と精神力で倒す、と告げた。

その頃、アーニーのスパーリングを公開したマネージャーのサカグチは、宮田を“ブラッディ・クロス(血の十字架)”と名付けた必殺パンチで倒す、と記者たちに宣言していた。この話を伝え聞いた青木は、それが血の雨が降るほど強烈なクロスカウンターだと推理するが―。

次回 Round 2「Bloody cross−血の十字架−」

2009.01.13 25:44〜O.A.

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