営業局

「スポンサーの願い」と
「面白い」を両立したい

渉外担当

藤川 友実子Yumiko Fujikawa

2017年入社
政治経済学部 政治学科 卒

スポーツ局で「Going!」「news zero」や野球中継、東京オリンピックの取材を担当。その後入社6年目で営業局へ異動し地上波番組、配信のCM枠のセールス等を担当。

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テレビ局の営業は
とてもクリエイティブ

日本テレビの営業局で、「渉外」を担当しています。「渉外」は日テレで唯一スポンサーと直接向き合う仕事で、最大100社程のスポンサーを担当することもあります。CM枠やイベント展開などをカスタイマイズして提案、セールスするクリエイティブな仕事です。 テレビ営業の基本となるCM枠を売る仕事では、スポンサーが「この商品を売りたい!」と思った時にファーストチョイスで日テレを選んでもらえるよう、日々スポンサーや広告会社とコミュニケーションを取ります。誰に届けたくてどんな人に見て欲しくて…といった商品戦略を聞いたうえで、この番組のCM枠はどうでしょう?こういうイベントをやりませんか?と提案していきます。

「スポンサー」「制作チーム」「生活者」の懸け橋となる

営業でも制作に関われる番組もあります。例えば社提供番組は、スポンサーの想いをかなえ、さらに生活者に面白いと感じてもらえるコンテンツになるよう、制作チームの力を借りてカタチにします。様々な意見がある中で、営業が「スポンサー」と「制作チーム」の懸け橋となり、ベストな解決策を見出していきます。私は元々スポーツ局で中継や番組制作に携わっていたこともあり、常に「スポンサーが求めているもの」と、「面白いもの」の両立を目指しています。

テレビは「信頼性」のメディア

世の中には、まだみんなに知られていない魅力的な商品がたくさんあり、それを少しでも多くの人に知ってほしいと考えています。デジタルやSNS、各種メディアの中でテレビは、広告表現の確認を行う部署があるので、「信頼性」を持って「マス」に情報を届けることができます。商品の魅力が伝わることで、クライアントに喜んでもらい、その先に商品を手にした人にも喜んでもらう。単純にモノを売ってお金を稼ぐだけではなく、喜んでもらえる人たちがたくさんいるというのは魅力ですね。また、番組と連動したオリジナルCMの提案ができるのも、コンテンツを作る会社だからできる、テレビ局の営業ならではの仕事です。

日テレ営業のカラー

日本テレビの営業局には、長年営業にいて知識や人脈が豊富な社員もいれば、「バラエティー」「スポーツ」「情報」などの制作現場出身の社員もいます。多様なバックグラウンドを持つ社員が揃うことで、部署内に知見の集約が生まれています。私はスポーツ関連の案件では、ある程度個人で判断ができますが、バラエティーのことはわかりません。そんな時はバラエティー出身の先輩にすぐに相談ができます。色んな武器を持った人材が営業局内にいることで、セールスにも幅が生まれ、そこが日本テレビの強みだと感じています。また、日テレには面白いものを作るというポリシーがあるように感じます。番組のコンテンツクオリティーを守りつつビジネスに繋げるというマインドがあります。

営業はガツガツ提案するよりも、まず聞き取ることが1番大事

元々営業は、自分からガツガツ提案したり、どんどんアウトプットをしていく仕事だと思っていたんです。でも今は、フィードバックや課題を「聞き取る」ことが1番大切だと感じています。仮に、提案が実らなかったとしても、何がダメだったのか?ここが良くなれば次につながるかも、というフィードバックを聞き取る能力が非常に重要です。改善点を教えてもらえれば、セールス設計をする部署の人たちと相談し提案の質を向上させることができます。そういった意味でコミュニケーション能力が最も重要ですね。私はスポーツ局時代に聞く力が鍛えられ、それが今営業の現場でいきています。

聞き取る力が培われた、東京オリンピック取材

人との距離感や選手に合わせて話し方を変えたほうがいいということに気づけたのは東京オリンピックの事前取材でした。色んなメディアが注目選手に取材する中で、日テレだけに話してくれることはないか?そもそもコロナ禍でインタビューに答えてくれるのかという逆境の中、変えたのは話しを聞く時の「テンション」や「聞き方」、「距離感」です。仲良くなることを喜んでくれる選手もいれば、あまり近づいてほしくない人もいる。その距離感を見誤らないように意識しました。例えば、世界選手権でも優勝経験のある若手有望株。彼女は私が長く取材をさせて頂いた、明るくて天真爛漫な女の子。当時は大学生だったので、その笑顔を引き出したくて明るい雰囲気でインタビューをしました。一方で、金メダルを獲得した大ベテラン。第一線で活躍し続けてきたレジェンドなのでちょっとカチっとした空気感を意識していました。この人はどういうタイプかなというのを考えながらコミュニケーションを変えていく。それは、営業の仕事でも大切にしていることです。

ある日のスケジュール

  1. 09:00

    出社

    メールをチェックし午後の打合せ資料を作成

  2. 10:30

    カード会社の担当者とスポットCMの打合せ

  3. 11:30

    休憩

    スケジュールを逆算して早めにランチ!

  4. 12:30

    日本橋へ出発、化粧品会社にご提案

  5. 14:00

    社内会議で進捗報告

  6. 14:30

    広告会社と打合せ、この日はセールスの相談

  7. 16:00

    担当番組のナレーション収録に立会い、
    営業の立場から内容を確認。

  8. 17:00

    スポーツ関連の打合せ

  9. 18:00

    メール対応しつつ、翌日の準備

  10. 19:00

    退社

    夜は、同期とごはんを食べることも。

これまでのキャリアステップ

  • 入社1年目

    初配属は、スポーツ局。スポ―ツ中継班で、野球や箱根駅伝、ラグビー、体操、ゴルフ、レスリングなど幅広く担当。学生時代に所属していたスポーツ新聞サークルの経験から、文字だけでは伝わらないジレンマを感じていたので、映像メディアの魅力を実感。自分が面白いと思ったもの、伝えたいと思った選手のことをVTRにして世に出すことがやりがいでした。

  • 入社5年目

    スポーツニュース班として、入社当時から目標にしていた東京オリンピックの取材を実現。担当競技の「歓喜の瞬間」「悲嘆の瞬間」を共に目の当たりにしました。一方で、自身のキャリアを考えた時に、どこかのタイミングで制作現場ではない部署を経験してみたいという考えを持ち、上司に相談をしていました。

  • 入社6年目

    営業局総合営業センターに異動。社提供番組やバスケW杯のセールスなど、スポーツ局の経験をいかしながら渉外としてセールスを担当。専門的にキャリアを積むプロフェッショナルよりも、オールラウンダーの方が適性があると感じています。ビジネスを学び、面白いコンテンツをマネタイズを考えられる人になりたいと思っています。