社長室

日テレの新規事業
eスポーツが
日本の未来を変えていく

新規事業部

小林 大祐Daisuke Kobayashi

2014年入社
外国語学部 英米語科 卒

新卒でリクルートに入社し、在職中に2年間MBA取得のため米国留学。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーでの戦略コンサルタントを経て、モバイルソーシャルゲームのGREE(グリー)に転職。プラットフォームの立ち上げ、海外展開に従事したのち、2014年、日テレ入社。社長室企画部で新規事業事務局の開発支援などに携わる。

ALL PEOPLE

日テレで新しいことを仕掛けたい

私はこれまでのキャリアのなかで新規事業の開発やソーシャルゲームのプラットフォームの立ち上げなど、新しいことを仕掛ける仕事に数多く携わってきました。テレビ業界は私が入社した2014年ごろはちょうど、インターネットを通じて動画を配信するサービスをビジネスにしようというタイミングでした。そのなかで新しいビジネスを立ち上げていくフェーズであれば、まさに自分の経験が活かせ、しかも、日本テレビが持つ豊富なコンテンツ、資産を活かしたビジネスは想像以上にエキサイティングだろうと思い、大きな期待を抱いて転職を決めました。

NTVIPからeスポーツ事業が誕生

社長室企画部で新規事業の立ち上げ、M&A、ベンチャー投資、中期経営計画の策定に携わってきました。現在はeスポーツ事業に特化し、グループ会社の代表取締役社長も務めています。eスポーツ事業は社内の新規事業提案制度から生まれた新事業で、eスポーツを観戦型競技として、興行コンテンツ・ビジネスへと育成することが目的です。eスポーツ専門番組「eGG」やイベントのプロデュースとともに、アックスエンターテインメントという子会社でプロeスポーツチームの運営も行っています。もともとGREE(グリー)でソーシャルゲームのプラットフォームの立ち上げに携わった私にとってもかなり強い関心領域だったこともあり、事業化の段階から強く後押ししてきました。

日本のゲーム文化を変える挑戦

現在、日テレのプロeスポーツチーム「AXIZ」にはカードゲーム部門でプロ選手契約を結んだ4名が在籍。今後、カードゲーム以外のジャンルも増やし、8チーム40名ほどのプロ選手を擁するマルチゲーミングチームを育てていく計画です。これまでの日本のeスポーツ業界は草の根的な活動のため、サッカーや野球といったプロスポーツの興行と比べると、まだまだ物足りない状況です。これを、コンテンツ制作力のある日テレが参入することで、eスポーツ業界をさらに盛り上げられると思っています。大会やファンイベントも立ち上げていきます。そして、何よりもファンの方々に向けて、パフォーマンスや生き方まで応援されるような技術とスポーツマンシップを兼ね備えたプロ選手を育てていく必要があります。ゲーマーがスポーツ選手同様の賞賛を受けられるスポーツシーンを創造し、選手の意識も世の中も変えていく。これがまさに今、やろうとしている私たちの挑戦ですね。

磨かれた提案力こそ日テレ社員の魅力

先ほど話した日テレの新規事業提案の制度には、実は私は制度設計から関わってきました。驚いたのは、新規事業を社内公募すると200件以上もの提案が届くポジティブな風土です。やはり、番組制作などで次々にコンテンツを生み出すカルチャーが人材を育てているのだと思いますが、提案した新規事業に自ら携わるチャンスがあるのも夢があると思います。eスポーツ事業にも全く異なる部署から30歳前後の若手5名が選ばれました。彼らが身につけてきたスキルや経験を活かせば、ゲーム業界でもクオリティの高いコンテンツづくりができるはずです。日テレのブランド力だけで、新事業でも最初から期待値や信頼がとても大きいわけですが、その期待を裏切らない実力のある人材が揃っているのも、一緒に事業を推進する楽しみです。

MESSAGE

求む、既成概念をぶっ壊す新しい感性

インターネットのコンテンツが若い世代を中心に広く支持されている昨今、日本テレビもテレビだけでなく、新たな分野へのチャレンジと変化が求められています。テレビの枠を超えて「新しいことを仕掛けられる人材」こそが求められています。ですから学生の皆さんは、日テレをあらゆるコンテンツを生み出すプロデューサー集団だと思って来てください。プロデュースには、テレビやネットの専門知識ではなく、人間の好奇心、行動力こそが重要な力となります。その集団のなかで揉まれ、どんどん新しいコンテンツにチャレンジすることがきっと、自身の成長と、生涯をかけてやっていきたい面白い仕事に結びつくと思います。

わたしの
「見たい、が世界を変えていく。」

eスポーツ事業がスタートしたことにより、日テレは業界でイノベーションを起こしていける存在になると思っています。コンピューターゲームはこれまで、プレイするだけのものでしたが、今後は確実に、見て楽しむコンテンツに成長していきます。eスポーツが野球やサッカーのようにメジャースポーツとして認知され、大勢のファンが観戦に訪れ、選手やチームが戦う姿に感動をもらい、国境を越え世界が一つになっていく。私はぜひ、それを見届けていきたいですね。