技術統括局

今この瞬間の達成感と
15年、20年先の
未来を創っている喜び

回線センター

安田 雅Masashi Yasuda

2012年入社
工学研究科 情報電子システム専攻 卒

回線運用部SDC/SOC担当。マイクロ波、SNG、IP回線などの運用を行い、中継現場からの映像を社内各所に分配している。

ALL PEOPLE

日本テレビの技術部門を志望した理由

もともと報道志望だったこともあり、報道番組の要である生中継に力を入れている局に興味がありました。日本テレビは『24時間テレビ』や『箱根駅伝』など、生中継に力を入れている大型番組を多く抱えており、「技術力が高いんだろうな」と思っていました。そして、どうせやるなら技術に関わる大きな仕事がしたいと思うようになり、日テレに転職しました。ゆくゆくは、報道中継の現場に行き、中継車を担当する。そんな小さな頃から憧れていた「夢」のような仕事にも挑戦したいですね。

回線センターという仕事

現在は回線運用部のSDC(Signal Distribution Center)で働いています。通信関係全部(マイクロ波、衛星通信、光ファイバー通信など全ての回線)を束ね、日本テレビの本社に引き込む「回線センター」という仕事をしています。具体的には、ニュースの生中継などで現場の中継車から回線を通じて送られた映像を本社で受けるといった仕事です。イメージしづらいと思いますが、全ての中継は日本テレビの回線センターを通っているんです。朝のニュースも、昼のニュースも、夕方のニュースも、現場からの全ての映像・音声を、責任を持って受け取る仕事です。

「テレビ局」を実感した瞬間

入社1年目の最後に『箱根駅伝』の現場に応援に行かせてもらったんです。自分の名前をエンドロールで見つけた時は「あ、テレビ局に入社したんだな」と感じましたね。入社3年目の『24時間テレビ』では、回線運用部のチーフとして回線の全てを任されました。回線設備の量は膨大ですし、一つの線を誤って抜いてしまったら放送事故になるんで、責任は本当に重大です。それだけに、無事に番組がエンディングを迎えた時は本当に嬉しかったですし、達成感がありましたね。

未来を創る一大プロジェクト

現在、僕が担当している一番大きなプロジェクトは、SNGという衛星通信で映像を伝送するシステムの更新です。金額的・設備的にも規模の大きい更新を計画中で、現在仕様を固めている段階です。来年度にはメーカーにお願いして製造・納品してもらい、新システムが動き出します。全てのネットワーク局が今後15年、20年と使うものを策定しているので、非常にやりがいがありますね。こういった大きなスケールの仕事があるのは、入社するまで知りませんでした。今は、良い意味で技術の過渡期だと思うんです。新しい規格を採用するかどうかとか。新しいものを取り入れようとする部分と、今ある技術で実績あるものを残して「確実性を重視する」部分もあるんです。日テレは生中継が多いので、実績あるものも残すことで、視聴者がしっかりとスムーズに見られることも大切にしています。

楽しいから頑張り続けられる

大好きだったテレビが、今、目の前にあって、そのテレビのために仕事ができ、自分がやったことが目に見えるんです。例えば中継だったら、現場に中継車がいて、自分が受信したものがオンエアの時にテレビで流れている。また、自分が提案して作った設備が今後15年、20年と使われる。そういう毎日が本当に楽しいですね。周りのメンバーも、技術に対してしっかりと信念を持っている社員ばかり。臨機応変に対応できる力と確実性をもって、仕事に取り組んでいます。ミスをしないのが一番ですが、ミスをしないようにしっかりと後ろで見守りながらフォローをしてくれる先輩が多いんです。たくさん助けてもらっていますね。テレビが好きな人はもちろんのこと、様々な技術を用いて「楽しいことがしたい!もっと世の中を便利にしたい!」そういう気持ちがある人にとっては、最高の環境だと思います。