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日テレ RECRUIT

SPECIAL TALK 技術座談会 技術の現場で働く先輩社員が語る

TALK LIST

技術職が扱うカメラやマイクなどの機材や放送設備がなければ、
テレビ番組の制作・放送はまったく成り立ちません。
技術の仕事は「縁の下の力持ち」でありながらも、「テレビ局の要」と言えるでしょう。
そんな技術の現場で働く先輩社員が、仕事のやりがいについて語ります!

MEMBER

  • 制作技術(カメラ)

    Takuya Okamoto

    2014年入社/理工学部 情報工学科卒

    主な担当番組:『PON!』、『ヒルナンデス!』、『news every.』、『有吉ゼミ』、『マツコとマツコ』など。

  • 制作技術(音声)

    Risa Sugimura

    2014年入社/基幹理工学部 表現工学科卒

    主な担当番組:『真相報道バンキシャ!』、『世界まる見え!テレビ特捜部』、『バズリズム』、『AKBINGO!』など。

  • 技術開発

    Ryota Nakanishi

    2014年入社/
    情報科学研究科 メディアネットワーク専攻修了

    放送と通信の連携を中心とした技術の研究・開発。現状の放送技術を、より良いものにしていくための研究に取り組んでいる。

  • 送信

    Kazuki Hosono

    2014年入社/
    理工学部 システムデザイン工学科卒

    番組やCMの映像と音声を、スカイツリーの送信所などから電波に変えて送信し、各家庭に届けている。

01

テレビ局を目指したきっかけは?

岡本

2014年に入社した技術の同期のうち、4人が集まって座談会をすることになりました。

杉村

こうしてみんなで顔を合わせるのって久しぶりだね。私と岡本君は、収録現場でよく顔を合わせるけど。

中西

僕と細野は、部署が違ってもよく会うよ。社員食堂とかでね(笑)。時間が不規則な制作技術現場とは違って、僕らは平日の日中に働くことが多いからね。

細野

皆、技術系の部署で働いているわけだけど、本当に部署によって業務内容もまちまちだよね。そもそも皆、どうして日テレに入社したの?

岡本

僕は理工学部情報工学科で通信を専攻していたんだ。主にネットワークの研究をしていたんだけど 、熱中していたのは部活とテレビ。勉強はあまりしなかったなあ。入社のきっかけは日テレの技術ナビ(日テレ社内で開催された技術部門の会社説明会)に参加したこと。

杉村

私もテレビっ子だったからテレビ局を受けたんだけど、技術職にはこだわっていなかったかな。基幹理工学部表現工学科で映像制作を行っていたから、コンテンツを制作する仕事に就きたかったんだ。大学院に進むことも考えたけれど、その前にせっかくなのでと思いチャレンジしてみた。

中西

僕は、あまりテレビっ子じゃなかった。音楽やダンスが好きだったから、工学部情報エレクトロニクス学科で音楽のレコメンデーションを研究していたんだ。データサイエンスの側面から、こんな嗜好を持った人にはこんな音楽をお勧めするというようなね。そんなふうに人を楽しませることに関心があったので、テレビ局を目指すようになったんだ。北海道出身なんだけど、どうせなら日本中を楽しませたいと思い東京のキー局を目指すことにして。その中でも日テレを選んだのは、インターネット系のビジネスに強そうだったから。

細野

僕はみんなと違い、テレビ局にこだわらず金融、建築業界をはじめ、いろいろな業界を回ったんだ。理工学部システムデザイン工学科で建築を学んでいたから、友人の多くはゼネコンや設計事務所に就職したけれど、それらの業界では自分の働き方や将来の姿が想像できてしまうのがひっかかった。そんなときに日テレの技術ナビに参加して、テレビ局には本当にいろんな仕事があることを知り、ここなら飽きることがないだろうと思って。

杉村

私も入社してみたら、「これって本当に一つの会社?」と仕事内容の幅広さにびっくりした。就活中の学生にぜひ伝えたいのは、ここで働くと絶対に飽きないよ、やりたいことが必ず見つかるよってこと。こんなにやれることがたくさんある会社は、そうそうないよね。

岡本

技術ナビでは、社員がみんな仲良く楽しそうだったのも印象的だったなあ。

中西

そうそう。ここだったら、楽しく働けるだろうと思った。

杉村

技術系の社員って、全部で200人くらいいるけどみんな仲がいいよね。ほとんど全員がお互い顔見知りの人だからすごく仕事がしやすい。先輩たちは、見た目も考え方も若い人が多いし。

細野

それは言える。僕は50歳くらいの大先輩と一緒に、いつもアイドルの話をしているよ。

中西

なんだか、いい意味で年齢不詳の人が多いよね。僕らも、そうなるのかな(笑)。

02

それぞれの職場では、仕事をどうやって覚えるの?

細野

僕らにはよくわからないところもあるんだけど、カメラとか音声とか制作技術現場の仕事ってどうやって教わるの?

岡本

カメラの場合は、決まった先輩に半年ほどついて、段取りやセッティングなど仕事のイロハを学べる仕組みがあるんだよ。

杉村

音声も、基本的には同じ。仕事を覚えるには、とにかく現場の数をこなすことが大事。机上で理論を学ぶより、実際にやってみながら覚えていくことの方が断然多いかな。「ほら、こうすれば動くけど、これでは動かないでしょ?」みたいな感じでね。毎日、実験しながら学習していくようなイメージかも。

中西

制作技術の現場って、ベテランの先輩たちに怒鳴られながら仕事を覚えるっていう、昔ながらのイメージがあるんだけど...。

岡本

先輩たちからは、そういう話を聞かされるよ。昔は、本当に怖い人が多かったって。でも、今は全然そんなことないよ。みんな柔らかくなったんだって。

杉村

現場の人たちは面倒見がいいというか、おせっかいというか、教えたがりな方が多いかもしれないね。

岡本

みんな職人気質で、自分の仕事にこだわりを持っているからね。そうしたこだわりをいろんな先輩から吸収して、自分のものにしていかないと。

杉村

仕事の進め方は、人によって千差万別っていうことが最初はわからなくて、どうして人によって言うことが違うんだろうと戸惑ったなあ。言われたことをそのまま受け止めるだけじゃなく、先輩たちの指導を通して、自分のやり方を見つけていけばいいんだと、最近ようやく気がついた(笑)。今は、逆にいろいろ指導されるのが楽しくなってきたところ。

岡本

現場の仕事は、まさにケースバイケースだからね。現場ごと、番組ごと、担当者ごとに、本当にいろんなやり方がある。そこに合わせていくことを学んだよね。

中西

僕らは現場じゃないので、そういう学び方はしないな。技術開発部で担う範囲は広いから、現場のように一人の師匠に教わるような制度はないんだ。自分で本を読んで勉強したり、わからないことは先輩に聞いたりして仕事を覚えていくのが基本スタイル。先輩たちは各分野のスペシャリストだから、聞けば絶対に教えてくれるし。

岡本

中西のいる技術開発部って、なんとなく面白そうだけど、具体的に何やってるかわかりづらいよね。どんなところなの?

中西

いい意味で、普通の会社と同じだよ。普通のメーカーの開発部のように、デスクとパソコンがあって、ときどき会議があって。放送と通信を連携させた新しいサービスの実現に向けて、アイデアの検証を行っているんだ。今は新サービスの開発を行うプロジェクトチームの一員として活動しているんだけど、自分のやりたいことを自ら提案して実験開発していくことももちろん可能だよ。

杉村

細野くんの送信担当の部署はどういう仕事をしているの?

細野

現場のみんなが作った番組を、各家庭に送信するのが僕らの仕事。具体的に言えば、スカイツリーの送信所などの設備を担当し、電波をきちんと届けられるような状態を保つことかな。もちろん最初はまったく知識がない状態だったので、先輩にマンツーマンで仕事を教わったよ。現場で機器を操作するときは先輩から実践で教えてもらい、会社に戻ってから改めて理論を教えてもらうことが多いかな。

中西

きっとどの部署でも共通しているのは、「専門知識は会社に入ってから覚えればいい」っていうことだよね。

杉村

確かに。専門知識は先輩が丁寧に教えてくれるから、学生時代にどんな専攻だったとしても、会社に入ってからしっかり勉強すれば大丈夫だよね。

03

テレビ局に入ってよかったことは?

岡本

自分の撮影した番組を見た友人から、「あの番組おもしろかった!」と言ってもらえることがあるんだけど、そういうときにテレビ局に入ってよかったなあと思うんだよね。こんなにも自分の仕事の結果を見てもらえる職業って、なかなかないと思うな。

杉村

番組のエンドロールで名前が表示されるのもうれしい!ただうれしいだけじゃなくて、視聴者に対して「この仕事をやったのは私」と伝えているわけだから緊張感もあるんだよね。そんな責任のある場所にいられることにやりがいを感じる。

中西

僕らは滅多にそういうことがないけれど、『24時間テレビ』や『箱根駅伝』では中継のサポートを担当して、名前が表示されたんだよね。北海道の祖母がそれを見て喜んでくれて、テレビってすごいと思った(笑)。

細野

僕の部署では、スカイツリーのアンテナの保守作業を担当しているんだけど、一般の人が入れる場所よりもっと高い場所から東京の夜景を一望できるんだ。この仕事ならではのご褒美みたいなものかな。

岡本

でも、楽しいことばかりじゃなくて失敗しちゃったこともあるんだよね。『news every.』で、天気予報のコーナーに出演するために、一般の子どもたちが冷たい雨の中でずっと待ってくれてたんだけど、ケーブルのトラブルが原因で、撮影場所を変えざるを得なくて、出演できなくなってしまったことがあってね。そのときは経験が浅かったから、すぐにはトラブルの原因を見抜けなくて...。テレビに出たくて待っていた子どもたちの寂しそうな顔が、今も忘れられないよ。二度と同じことが起きないように勉強してる。

杉村

私も失敗ばかり。『キユーピー3分クッキング』ではたった二人の出演者なのに、ピンマイクを逆の人に付けて、撮影スタッフ全体に混乱を起こしてしまったり...。何度も収録していたからたぶん油断してたんだと思う。どちらのマイクをつけるのか確認が甘かったんだよね。

中西

まだ新人なのに、それは油断するのが早すぎでしょう(笑)。僕が焦ったのは、社内イベント向けにシステムを作ったとき。本番でシステムがまるで動かなくて、あわやイベントが中止になりかけたんだ。もうパニックになってしまい、そのときは何もできなかった。経験豊富な先輩たちが対応してくれてなんとか復旧できたけど、あのときのことを思うと今でも冷や汗が出てくるよ。

細野

僕は、まだ大きな失敗はないかな。というか放送に直結する部署だから、失敗は絶対に許されない。失敗はテレビの放送が止まることにつながってしまうからね。他のテレビ局と一緒に設備を運用することも多くて、ちょっとしたミスが日テレだけでなく他局にも迷惑をかけてしまう。責任の大きさがやりがいにもなっているから、今はこの部署で仕事を続けていきたいかな。

岡本

僕は現場が楽しいから、できるだけ長く現場で仕事をしていたい。

杉村

私もずっと現場にいたいけど、他部署の知識も持っていたほうがいいのかなって思う。だから、いろんな部署を経験して勉強したいという気持ちもあるかな。

中西

僕はいつか、インターネット系のビジネスを行う部署に異動したい。そのとき、いま蓄積している技術の知識を生かしたいんだよね。

04

私の「見たい、が世界を変えていく。」

岡本

僕が見たいのは、「スポーツの決定的瞬間」です。時代を象徴するようなスポーツの名場面は、いつも予想不可能な形で起こり、そして二度と繰り返されることはありません。スポーツの現場で空気を感じ取り、そんな決定的瞬間を逃さず撮りたいですね。今の目標は、東京オリンピックにおいて大会の象徴的な瞬間を撮ること。そのためにも、人が見たいと思うことを具現化できる「カメラマン」になれるよう、努力していきたいと思っています。

杉村

音声の仕事をやっていて思うのは、音だけを際立たせようとして、その結果画の邪魔になるようなことは、してはいけないということ。一般的に音は聞こえて当たり前という感覚があるので、ものすごく良い音を録ったとしても、あまり意識されることがありません。逆に少しでもミスをすると、それはすぐに気付かれます。例えば音が途切れたり、画と連動していない音が聞こえたりしてしまうと、ものすごい違和感を与えてしまうんです。ただ、だからと言って無難なオペレートを目指すだけではなく、視聴者の無意識下でいかに良い音を聞かせるかが、プロの仕事なのだと思っています。私は、そんな仕事を出来るようになった自分の姿を見てみたいです。

中西

僕の「見たい」は、昔の街頭テレビのように、一つのコンテンツを日本中のみんなが夢中になって見ている姿です。だんだんテレビを見る人が少なくなっていると言われていますが、きっと実現できると思います。そんな番組に、僕は技術の立場で携わりたい。たとえばインターネットなどの技術を使って、皆が参加できるようなスポーツ中継の仕組みを作るとか、映画やドラマやコンサートを一人ひとりが好きな視点から見られるようにするとか。そんな夢のような番組を、技術の力で実現したいですね。

細野

僕は、電波そのものが見たいです。実は僕の部署で長年働いている人は、別の部署から「電波が見える人」と言われているんです。最初は冗談だと思っていました。ところが送信室内の機器に向かい、様々な作業を経験していくと、信号が機器から機器へ移っていくのがだんだんわかるようになるんです。このスイッチで分岐して、ここで電波が発生する、という流れがわずかに見えてくる気がする。今の時点でそうなのだから、このまま続けていればきっと、電波が見えるようになるのだと思っています。その域に到達するまで、今の仕事を極めたいですね。