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日テレ RECRUIT

SPECIAL TALK 新規事業座談会 新しい事業に挑戦する5人の先輩社員が語る

TALK LIST

日テレは65年にわたりテレビ放送事業を行ってきました。
しかし今、テレビを取り巻く環境は大きく変化しつつあります。
新たな基幹事業を生み出すことに挑戦する5人の先輩たちが、
ビジネスの創造を通して見据えている未来とは?

MEMBER

  • 技術統括局 技術開発部

    Kohei Kawakami

    2008年入社/
    理工学研究科 開放環境科学専攻修了

    技術開発部に所属。「テレビ体験の拡張」をテーマに研究開発に従事する。現在はICT戦略本部R&D部門との兼務。

  • 社長室 企画部

    Shogo Nishiguchi

    2017年入社/
    基礎工学研究科 システム創成専攻修了

    技術開発部に配属され、アンドロイドやAI関係の研究開発に従事する。現在は社長室企画部に異動し、新規事業専従となる。

  • 社長室 企画部

    Hiroko Osawa

    1992年入社/文学部 哲学科卒

    番組制作の現場でディレクター、プロデューサーとして活躍。2015年より社長室企画部。中期経営計画の策定などに携わり、2018年より新規事業に専従となる。

  • アックスエンターテインメント株式会社
    代表取締役

    Daisuke Kobayashi

    2014年入社/外国語学部 英米語科卒

    新卒でリクルートに入社し、在職中に2年間MBA取得のため米国留学。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、GREEを経て、2014年に日テレ入社。社長室企画部で新規事業事務局の開発支援などに携わる。

  • ICT戦略本部

    Hiroo Hara

    2000年入社/
    理工学研究科 電気電子工学専攻修了

    Webやスマホなど、テレビと他メディアのコラボに取り組み続ける第一人者。番組・Webメディア『SENSORS』企画・プロデュース。オールアバウトナビ社にも兼務出向し、動画メディア「チルテレ」もプロデュース。

01

なぜ日テレは、新しい事業を生み出そうとしているのか?

大澤

日テレでは、2020年度入社からスタートアップ事業部門の採用が始まると聞いています。放送とは異なる、新しい事業にチャレンジしてみたいという学生が、この座談会を参考にしてくれたらいいですね。まずは「なぜテレビ局が新規事業を起ち上げるのか?」というところから話を始めましょうか。いまのテレビ業界の取り巻く環境は私たちの世代が夢中で観ていた80年代とは状況が変わってきていますよね。

小林

いきなり、そんな暗い話から(笑)。けれど、悲観はしていませんがテレビの状況が昔とは違うことは認めないといけないでしょうね。

西口

今日のメンバーで社歴が一番低いかと思いますが、小学生の頃は休み時間に友達と前日のテレビ番組の話をすることが楽しみでした。でも、高校に入ったくらいからテレビ番組を話題にすることが少なくなり、代わりに「あの動画見た?」「このYouTuber知ってる?」とネットの話題で盛り上がるようになりました。

かつてはお茶の間の中心にテレビがあって、家族や友だち、ひいては日本全体が共通の話題でつながっていた。私にはそんな体験があるので、それが失われつつあるのは寂しいですね。

川上

私は子どもの頃からほとんどテレビを見ていませんでしたね。お茶の間にテレビがある風景といえば、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』をイメージするくらいかな。

大澤

それ、古過ぎっ! 東京タワーができた時代のお話でしょ(笑)。

広告市場の変化もありますね。ネット広告が大きく伸びている。テレビ局としては、そこで新たな手を打たなければならない。具体的には、放送事業と並ぶ収益の柱を作ることですね。

川上

私はテレビをあまり観なかったけれど、テレビの影響力のすごさは知っているつもりです。実際のところネットの世界で、話題になるのはテレビのことが多かった印象です。私も就職活動では、テレビ番組を作りたいという考えは全くありませんでしたが、影響力のあるテレビの力をフル活用して面白いことを実現したいと考えて、テレビ局に入社したんです。私が入社した10数年前から、テレビ業界では放送収入以外の新しい事業を作り出さなければいけない必要性は強く感じていました。

たしかに。YouTubeなどを見ていても、テレビ由来の動画は多いですね。ネットニュースも同様。テレビ局の中にいることで、その情報ソースやコンテンツに直に接触できるのは、「テレビバ」などネット事業を担当しているものとしては大きなメリットを感じます。

大澤

長年の番組制作で培ったクリエイティブの力は、日テレが持つ大きな資産ですからね。「映像を作る力」、「観てくれた人に楽しんでほしいという思い」はどこにも負けない自信があります。この力を番組制作以外のところに活かそうとしているのが、私の担当する教育事業「みんなのドラマ」です。実際にセールスしてみると日テレの持つ<看板の力>を感じますね。企業や教育現場に営業するとき、「日本テレビの〇〇ですが・・・」といえば話を聞いてもらえますし、日本テレビが作るならおもしろそうだとお客さまに思って頂けることにアドバンテージを感じます。

小林

私が担当するeスポーツ事業では、新しいブランドを生み出したくてチームを起ち上げたので、あえて日テレの看板は出していません。日テレのブランドを売るために作ったチームではなく、新しく作ったブランドをお客さんやスポンサーに応援してもらいたい。番組作りなどでは日テレの力をしっかり使わせてもらっていますが(笑)。

西口

私の立ち上げた新規事業においてもまだ日テレの看板は一切出していません。確かに、日テレの看板を掲げることで色々とやりやすいこともあるのですが、日テレの持つ資産を最大限活用するために、使い方とタイミングを考えたいと思ってます。

02

新規事業提案制度に200以上のアイデアが集まった!

西口

大澤さんと小林さんは、社長室企画部で新規事業提案制度のプランニングに携わっていたんですよね。

大澤

そうそう。初回の募集では、新規事業のアイデアが200件くらい集まってきました。

小林

それって、すごいことですよ。制度を設計するにあたって他社の事例も調べたんですが、普通の会社だと10件くらいしか集まらないもの。それなのに日テレではこんなにすごい数が集まるんだと、転職組の私はびっくりしました。

大澤

私は入社以来ずっと制作現場にいたので、番組の企画書募集には企画を出すカルチャーが体に染み込んでいるんです。「企画募集」って言われると出さなきゃ損、うまく通ったら儲けもん、ボツになってもわりと平気。日テレの社員は多かれ少なかれみんなそんなところがあるんじゃないかな。だから、小林さんがそう思っているのが逆に意外ですね。

小林

その感覚は他社と全然違う。普通の会社だと企画を出せと言われると、「面倒だな~」「絶対に通る完璧な企画を・・・」と考える。日テレにはプロデューサー気質を持った人、つまり新しいことをいちはやく学んで、自ら手がけてみたいと考える人が多いのだと思います。

「テレビバ」の企画書は、思いを同じにする4人の連名で出しました。「この新事業は絶対にやらなきゃ駄目だ!」という強い思いを持って出しましたね。募集があって、そこから考え始めた企画ではない。テレビの未来に危機感を抱きながら、ずっと考えていた企画でした。

川上

エリカのプロジェクトもそう。そこにたまたま新規事業募集制度が始まったから、ちょうどいいタイミングでした。

大澤

そんなふうに皆さんの思いがつまった企画の中から、いま10件くらいが走り出しています。この数を、今後も増やしていけるといいですね。

新規事業をやっていて感じるのは、ネット関連企業とのカルチャーギャップ。とくにスピード感の違いには悩まされている。平たくいうと、日テレはとにかく慎重。決まれば早いが、動かすまでは時間がかかります。大企業あるあると言えばそれまでですけど…。

西口

私はまだ年次が低いから話の通し方が下手なのかもしれないけど、それは強く感じます。他社と打ち合わせをしていて意気投合すると、相手はすぐにでも動き出す勢いなのに、こちらは承認を得るまでのプロセスが長くて(苦笑)。そこを通っている間に相手が離れていってしまう・・・

小林

逆に言えば、それは慎重だということ。何十年も番組制作を続けてきたことで身についたカルチャーですね。そのおかげで「ミスがない」「クオリティが高まる」といったプラス面もあるから、一概に悪いとは言えない。普通の会社では他人がやっている事業に協力・関心がないものだけど、日テレでは廊下を歩いているだけで「試合勝ったんだって?」「何か協力することあったら言ってね~」とみんなが応援してくれるし、新しい物に関心を持って協力をしてくれる。

だとしても、新しい企業カルチャーの風を日テレの中に入れることは必要だと感じています。そうしないと、ネットの世界では戦えない。いかに新しい企業カルチャーを作るかは、新しい事業を作ることと同じくらい大事なことじゃないかな。事業提携やM&Aも推進していきたい。小林さんも言った日テレの良さを活かしつつ、ネットの世界でも戦えるスピード感を身につけていきたいね。

03

稼げない事業は続けていても意味がない!?

さっきは大企業のデメリットも挙げましたが、新事業を始めるにあたって銀行にお金を借りにいかなくてよいのは、大きな会社ならではのメリットですよね。資金力のないベンチャーでは、こうはいかない。

大澤

新規事業をやっていて感じるのは、日テレには商売感覚があるようで薄いかもしれないなあということ。日テレ社員はどうやったら番組を通じて視聴者に楽しんでもらえるかを常に考えているけど、どうやってこの番組で1円でも多くお金を稼ぐかをギラギラした目で考えてはいないかも。これも日テレの特徴かな。私自身も、セールスにいった先に「商売のことをまったく知らないシロウトが来た」と思われていると思う。

小林

本当の商売人は何が儲かるかを考えるのだけど、日テレの人たちは何がやりたいかを第一に考える人が多い。いいものを作りたい、こういうものを世の中に打ち出したい、こういう世の中にしていきたいと。

大澤

そこがいいところでもあるんですけどね。ただ、もうちょっと商売のことも勉強しないと、自戒の念を込めて思う。私が担当している事業は、モノを作って買っていただくというモデルなので、特にそう感じるのかもしれません。

西口

みなさんの事業で、具体的な目標は設定されているんですか?

大澤

事業ですから、もちろんありますよ。ただ、現状に立脚し見通しの立つ事業計画を立てれば、「まずはやってみなはれ」とあたたかく見守ってもらえるのはありがたいですね。そこに甘えて稼げない事業を続けるわけにはいきませんが、前進していれば見合った評価はしてもらえると思う。

本当は金額で目標達成値を言わないといけないんでしょうけど、放送につぐ第二の柱となる事業を作ることが最終目標なんです。もちろん「テレビバ」だけでできることではないので、今後ますます多角的に取り組んでいかないといけないでしょうね。

川上

エリカは研究目的なので、金を稼ぐことを第一とは考えていないですが(笑)。

西口

そうもいかないでしょう(笑)。物理的に存在する人らしい身体だったり、高性能の音声合成システムなどの特徴を将来的にどう活用するかですね。たとえば、ネットの情報からニュース原稿を自動生成して24時間情報発信し続けるとか、あとは、物理的な身体を広告媒体として最新のメイクやファッションを紹介することも可能です。

大澤

ここ5年くらいで、新規事業の成長性を見極めていこうと会社も考えていると思います。

川上

5年か……。ちゃんと判断できるのは50年後くらいかな。VR、AI、アンドロイドなど、さまざまな研究で知見をためて、次のトレンドとなる技術開発につなげていけばいいと考えているんです。テクノロジーはそうやって進化していくものですから。技術研究にゴールはない。けれどノウハウを積み上げていく必要は絶対にあります。テクノロジー企業を目指すのではなくても、「技術のことは何もわかりません」では新しいチャレンジはできない時代ですからね。

小林

私も業界全体が成長過程にあるeスポーツ事業に携わっていて、それは強く感じますね。技術の進歩によって仮想空間の中で競技が行われ、まるでいま野球やサッカー観戦を楽しんでいるように、人々が仮想空間で戦うプレーヤーを応援する時代がくる。そこを信じてやっています。

04

私たちは、こんな新人と一緒に働きたい!

大澤

日テレで新規事業をやってみたい、という人が集まるといいですね。皆さんは、どんな人に来てほしいですか?

西口

新規事業に向いているのは鈍感力のある人だと先輩から聞いたことがあります。僕もよく鈍感だと言われます(笑)。もしかすると駄目なんじゃないかとためらうことなく、とりあえずやってみるタイプが良いかもしれません。

小林

ここにいる人はみんな鈍感力の持ち主かもね(笑)。それに加えて、やはり新しいもの好きであることかな。

川上

そしてテレビが好きなこと(笑)!

大澤

テレビを見ていなかった川上さんのコメントとは思えない!(笑)。

川上

テレビを観ることが好きということではなく日テレの資本・パワーを使ってやりたいことをやるのだから、テレビの持っている力は好きであってほしいと思うんです。新規事業募集枠であるなら、なおさらそう。

ええっ? 新規事業募集枠ならそれを条件にしない方がいいんじゃない?

川上

テレビの持つ影響力を否定せず、その長所短所を認識した上で逆に利用してやろうという気持ちで入ってきてほしい。日テレの大きな看板を振り回すくらいにね。

なるほど。新規事業担当という「ベンチャー」の身でありながら、業界のキーマンなど会いたい人に会えるのはたしかに大きな看板のおかげですよね。看板は、どん欲に使っていきたい。

大澤

私は、人と違うことに不安にならずに、自分らしさを受け入れている人と働きたい。うちの社員はみんなバランスがとれているので、むしろこの点はひどいけどこの能力はすごい! …みたいな人に出会いたい。それが一見、仕事に直結する能力に見えなくてもいいので。

小林

外部からきた目で見ると、日テレには充分変わり者が多いですよ(笑)。あまり変な人がくると、それはそれで困るかも。仕事ってチームワークだから、あまりに個人主義な人だとつらい。

川上

まあ、ワンマンな起業家タイプは自ら起業するでしょうね。

自ら起業したいという人は、日テレを修行の場と考えて入社してもらえばいいのでは。ブランド力、資金力、伝播力、クリエイティブ力、人の心をつかむ力、お茶の間をとりこむ演出力やサービス精神。それらは何の事業をやるにしても重要な要素です。それを日テレで身につけてみるといいんじゃないかな。

西口

とにかく1%でも興味があればまず受けてください!実際に僕もエントリーした時には、何社か内定をもらっていて実は日テレの志望度は高くなかったんですよ。でも採用のステップで会った日テレ社員の方々と触れ合って、日テレっていい会社だな~と思うようになりました。そして決め手は内定が出た時に人事部の方が「西口が内定とってくれて本当にうれしい」と号泣してくれたことでした(笑)。本当に温かい会社だなと(笑)。

大澤

日テレは家族っぽい会社だと確かによく言われる(笑)。テレビ離れが叫ばれているけど、言われているのは「テレビデバイス離れ」であって、テレビのコンテンツに対して離れているわけではないと思います。今の「テレビ離れ」は決められた時間にリビングに集まって家族全員で観る機会が減ったということ。視聴画面が、リビングのテレビからスマホになり、個人で好きな時に観るものに変わってきた。10年20年後にはスマホではないもっと違うデバイスに取って代わられているかもしれない。でもどんな時代になっても、映像の力を駆使して多くの人に楽しんで頂けるものを届けるのはテレビの使命だと思うし、日テレは全社で日々、真摯にその使命に向き合っている。コンテンツ制作力が様々な道に活用できる力だと思う。なので、「これがやりたい」という情熱を持って入ってきてほしいな~。やりたいことは経験や年齢とともに変わっていって当然。まずは今の気持ちでOKなので!是非、一緒に日テレの未来を切り開いていきましょう!!