2020年1月8日(水)
東京都市大学 メディア情報学部ゼミ

「様々な情報が飛び交う昨今、このような対応法を学ぶことは将来的に必須科目となるのではないかと感じた」

授業を聞いてくれた、ある学生(1年生)の感想です。大学生ともなれば、スマホ等を通じて「情報の海」にどっぷり浸かる毎日かもしれません。年明け早々という日程でしたが、今回は東京都市大学メディア情報学部の高田昌幸教授のゼミ生約30人が、私たちの授業に参加してくれました。高田昌幸教授は、北海道新聞等で30年にわたり記者として取材を重ね、北海道警察の裏金問題を追及して新聞協会賞など各賞を受賞した経験のあるジャーナリストです。日頃から高田教授に「事実と真実は違う」と指導を受けているという学生の耳に、私たちの講義がどのように響いたのか気にかかっていましたが、「必須科目」と評してくれれたことは、とても嬉しく思いました。

「情報の海の泳ぎ方」は、いつも時間いっぱいの講義やグループワークがあり、なかなか自由な意見交換ができないのですが、この日は時間を長くとっていただけたこともあり、質疑応答にも花が咲きました。
「テレビの選挙報道はもっと若者に事前に興味をもたせる内容にならないのでしょうか」「ニュース番組でグルメ企画を放送するのはなぜなのでしょうか」等々、直球の質問が容赦なく飛んできて、一瞬ひるむところでしたが、誠心誠意、等身大で答え、私たちスタッフもどっぷり汗をかきました。

感想を抜粋してご紹介します。

  • ● グループワークにおいて学んだことがある。情報が事実かを調べる際、アプローチが異なっていても事実に辿り着けるが、そこに辿り着くために多角的に物事を見る必要性を実感した。
  • ● 1つの事実を得るのにも、様々な場所から情報を集めて、点と点を結び合わせるための作業が膨大に有ることを身をもって感じることができ、本当に貴重な体験であった。
  • ● メディアは、それぞれが独自の切り口でこんな見方もあるという可能性を示し、見比べさせ、一つの真実を作ってもらうための材料になることが役割なのかもしれないと考えた。
  • ● グループワーク形式のプログラムに於いては、事実を確認するための取材過程を体験することができ、取材やファクトチェックということの意識がより深まりました。

(担当/林)

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