監察医 室生亜季子(27)
「複合死因」

<出演>
  <スタッフ>
室生亜季子 浜 木綿子 原作・脚本 宮川 一郎
浜田 警部 左 とん平 監  督 鷹森 立一
小山 朋子 山田まりや チーフプロデューサー 佐藤  敦
城山 幸子 若林 しほ プロデューサー 長富 忠裕
沢井 拓三 山本 龍二   桑原 秀郎
牧田 陽子 愛川 裕子   島田  薫
沢井 拓三 山本 龍二 音  楽 大谷 和夫
牧田 陽子 愛川 裕子 企  画 酒井 浩至
牧田  一 丹波 義隆    
牧田  一 丹波 義隆    
牧田春三(マキ・ハル) 中谷 彰宏    
橋本 重吉 二瓶 鮫一    
橋本  光 鈴木 由香    
山岡プロデューサー 三波 豊和    
牧田  静 三ッ矢歌子    
川口 刑事 大場  順    
松本 刑事 五森 大輔    
八木助教授 筒井  巧    
井上 助手 森 みつえ    


<あらすじ>
 テレビ・映画などで活躍するマルチタレント、マキ・ハルこと牧田春三が急死する事件が起きた。体中、傷だらけのマキが、神社の境内で発見された当時は半裸。病院に担ぎ込まれるまでは意識があったが、まもなく死亡したのだ。

 医師は死因を肺水腫と断定したが、事件の臭いを察した浜田は、亜季子に司法解剖を依頼。その結果、思わぬことが判明した。

 多量のアルコールを含んだマキの血液には覚醒剤の反応があり、さらに頭部のクモ膜下出血がみつかった。肺水腫がそのどちらが原因でも起きるため、マキが覚醒剤で死んだのか、誰かに頭部を殴られたのか、あるいはその両方か分からなくなったのだ。

 マキのスタッフは、事務所の社長で妻の牧田陽子(愛川裕子)、企画担当で兄の牧田一(丹波義隆)、高校の同級生でマネージャーの沢井拓三(山本龍二)の3人。浜田は、神社で発見される前のマキの足取りを追うと同時に、覚醒剤の入手ルートの徹底捜査に乗り出した。

 業界関係者の話によると、表の顔と実体が違うマキに殺意を抱く人間は10人を超え、マキの原稿のゴーストをしていた沢井、安い給料でコキ使われていた一、最近愛人問題でもめていた3度目の妻・陽子ですら、マキを毛嫌いしていたらしい。

 まもなく、マキの愛人で看護婦の城山幸子(若林しほ)が、マキと同じ石川県出身と判明。マキが断崖で有名な景勝地・東尋坊を嫌っていると知った亜季子は、その故郷に事件解決の手係りが隠されているとにらみ、浜田と一緒に調査に向かった。

 石川県加賀市にある牧田家の菩提寺では、マキの母・静(三っ矢歌子)、陽子、一らが参加し、マキの法要が営まれていた。この静をマークしていた浜田は、マキが“橋本の悦ちゃん”という人物の死に関わっていると察知。悦ちゃんが、4年前、東尋坊で飛び下り自殺した橋本悦子で、幸子とは姉妹のように育ったことが分かった。

 悦子の父・重吉(二瓶鮫一)の話によると、マキは付き合っていた悦子の妊娠を知っていながら捨てて上京し結婚。その後、出世の階段を上っていったらしい。

 東京からの連絡で、覚醒剤を買ったのが幸子だと知った亜季子と浜田は、幸子が悦子の復讐のためマキを狙ったと確信。だが、関係者の話を聞くうち、もう1人の人物が浮上して──。