Click Here!
Click Here!


女検事霞夕子(15)
『知らなかった』

<出演>
  <スタッフ>
霞  夕子 鷲尾いさ子 原  作 夏樹 静子
穂刈  守 小松 政夫 (『知らなかった』より)
穂刈トヨノ 冨士眞奈美 脚  本 橋本  綾
上田 昌江 鷲尾真知子 監  督 猪崎 宣昭
工藤 三鈴 石野 真子 チーフプロデューサー 佐藤  敦
真鍋 信次 水橋 研二 プロデューサー 佐光 千尋
球磨功三郎 斉藤 洋介 安倍 夏彦
梅村警部補 河原 さぶ 川村 庄子
広瀬 刑事 江端 英之 企  画 酒井 浩至
立花 刑事 渡辺 寛二    
高島 刑事 三田 恭平    
霞  瑞江 朝丘 雪路    
霞  友行 村田 雄浩    


<あらすじ>
 横浜市内の運河に、夫と一緒に自転車に乗っていた妻が転落して溺死。警察は事故として処理することになった。死亡したのは人形店主人・穂刈守の妻・トヨノ(冨士眞奈美)。遺体の後頭部に打撲痕があったことから、警察はこれが死につながったとみた。

 養子の守(小松政夫)と一人娘だったトヨノは結婚25年。子供はなく、トヨノの両親が死去していたため守らは二人暮らし。トヨノは守を受取人にして3000万円の生命保険に入っていたが、守はそのことを全く知らなかった。保険契約の際、トヨノは“死んでから届くラブレター”だと外交員の上田昌江(鷲尾真知子)に口止めしていたらしい。

 だが、現場写真を見た夕子は、トヨノが防寒のコートを着ていないことに首をひねった。そして、水音から転落に気付いた目撃者・真鍋が、トヨノの悲鳴を聞いていなかったと知り、事件の可能性があるとにらんだ。真鍋によると、自転車の荷台にいたトヨノは守にしがみつく状態。転落後、運河からはい上がってきた守は、なぜか「知らなかった」とつぶやいたという。

 夕子の事情聴取を受けた昌江は、トヨノが保険以外にもう一つラブレターを隠していたと証言。仲のいい2人の唯一のトラブルは、コーヒーが好きか嫌いだけだったらしい。ところが、昌江は、半年前、荒れるトヨノを見た、と続けた。それまでわが子のように大切にしていた花壇の手入れをやめたトヨノは、昌江に“私の心はもう死んでしまった”と明かした、という。

 まもなく、守が行きつけの喫茶店のバイト店員・工藤三鈴(石野真子)と不倫関係に陥り、半年前にそのことがトヨノにバレていたことが分かった。トヨノは100万円の手切れ金を用意して三鈴と対決。だが、三鈴は守が自分との結婚を考えていると暴露し、話し合いは決裂したらしい。

 夕子は、不倫が露見して追いつめられた守が何かでトヨノの頭を撲り、自転車に乗せて運河で溺死させたと推理、凶器の特定を急いだ。穂刈家内を調べた夕子が目をつけたのは、1つだけ新しい庭の花壇のレンガ。さっそく、現場の運河で川ざらいをした夕子らは、大きく『て』と書かれたレンガを発見した。

 夕子の追及に対し、守は「レンガは証拠にはならない」と頑強に犯行を否認した。しかし、穂刈家の花壇の他のレンガを調べた夕子は、トヨノが残した思わぬメッセージをみつけて──。