女弁護士・高林鮎子(27)
 『京都保津峡殺意の急流』

<出演>
  <スタッフ>
高林 鮎子 眞野あずさ 原  作 津村 秀介
竹森 慎平 橋爪  功 (『保津峡殺人事件』青樹社刊より)
草鹿達之介 丹波 哲郎 脚  本 小木曽豊斗
森村 信代 若林 しほ 監  督 鷹森 立一
(平田真弓) チーフプロデューサー 佐藤  敦
久野 礼子 河合美智子 プロデューサー 長富 忠裕
久野 真治 江原  修 桑原 秀郎
古屋部長刑事 佐藤 仁哉 吉村 晴夫
武田 祐司 桂木  宣 企  画 酒井 浩至
喫茶店ママ 市田ひろみ    
野沢 友子 羽野 晶紀    


<あらすじ>
 鮎子(眞野あずさ)らの事務所に幼児を連れた久野礼子という女が訪れ、京都の保津川で変死した夫・久野真治の調査依頼をした。久野の死因は保津峡の崖からの転落死。現場で女の靴跡を発見した警察は、他殺の可能性もあるとみる。久野が自分に何かを隠していたと気付いた礼子は、その謎を知りたくなったようなのだ。

 関係者の話から、久野が9年前美大を目ざす予備校生として京都にいたことが判明。さっそく、その下宿先を当たった鮎子と慎平(橋爪功)は、当時、久野が同棲していた森村信代という学生と心中未遂をしていたと知った。久野が常々信代が死んだと話していたことから自殺説も浮上する。だが、鮎子は可愛い子供がいる久野が遺書もないまま自殺するはずがないと考えた。

 まもなく、9年前の2人の心中の原因が、信代が不良グループに襲われたためと分かった。鮎子は今回の事件が信代の死と密接な関係があるとにらみ、その故郷・長崎に向かう。

 ところが、出身高校のクラスメイトなどを当たった鮎子らは、信代が生きている、との情報をキャッチ。さっそく、古い住所をたよりに、東京の下町で捜索を始めた。久野はどうやら信代への気持ちを断ち切るため、周囲に“死んだ”とウソを言っていたらしいのだ。

 一方、警察は、久野に多額の生命保険がかけられていたことから、礼子へのマークを強化。礼子は、近所の主婦・平田真弓にグチをぶつけながら、必死で耐える。ただ、久野には、個人的なミスで3000万円近い損失を出していた事実があった。

 信代の行方を探していた鮎子らは、思わぬ情報を得た。なんと信代は、礼子の家に出入りしていた真弓だったのだ。平田家にベビーシッターとして入り込んだ信代は、平田の亡妻“真弓”を名乗り、子供を使って礼子に接近していた。

 その行動から判断すると、信代が久野を殺したと考えざるをえない。だが、鮎子らの追及に対し、信代は事件当時、東京発の寝台特急『さくら』に乗っていたと証言。信代のアリバイは、車掌、長崎駅に迎えにきた親戚らによって証明された。

 だが、鮎子と慎平は、飛行機を利用したらしい“ホンボシ”信代のアリバイ崩しに取り組んで──。