『警視庁鑑識班 10』

<出演>
   <スタッフ>
中山 淳彦 西村 和彦 脚  本 下村  優
坂上かつえ
岩崎 鉄男 角野 卓造 監  督 下村  優
小林 睦子 五月みどり チーフプロデューサー 佐藤  敦
汐見 佳織 杉田かおる プロデューサー 佐光 千尋
橋田 智幸 加納  竜 木川 康利
橋田登喜子 景山 仁美 音  楽 川村 栄二
遠山事務長 深水 三章 企  画 酒井 浩至
佐久間刑事 伊藤洋三郎
大宮管理官 清水 章吾
緑川 主任 本城丸 裕  
津田 課員 小林すすむ    
花井 課員 松永久仁彦    
菊地 警部 三浦 浩一    
青柳 刑事 北山 雅康    
沢村 技官 本田勝太郎    
矢吹 幸代 根岸 季衣    


<あらすじ>
 都内のマンションで服毒したとみられる医師の変死体が見つかった。死亡したのは新宿にある病院勤務の内科医・橋田智幸(加納竜)。中山(西村和彦)ら鑑識班の面々は直ちに現場の調査を行うが肝心の毒物を発見できず、他殺の公算が高まった。

 捜査陣は、事件前の橋田の足取りを追うと共に、死体の第一発見者で妻の登喜子(景山仁美)から事情聴取。橋田と同じ病院に勤める看護婦で元愛人の汐見佳織(杉田かおる)に着目した。かおるは橋田と1ヵ月前に決別したと証言していたが、死亡推定時刻の3時間程前、2人が共に渋谷にいた事実が判明。橋田と佳織が渋谷のどこかで接触した可能性が考えられたのだ。

 中山らは橋田の靴の底に付着していた水辺の草に興味を抱き、橋田が自宅に戻る間に別の第三者と会っていたのではないかと主張した。だが、鑑識班の意見に対し、あくまで佳織をホンボシと見る捜査陣は反発。鑑識班は威信を賭け、渋谷周辺の水辺の土の調査に乗り出した。

 まもなく、科捜研の分析で、橋田に盛られた毒が、心不全の強心剤として使用される『ジキトキシン』と判明。その性質から、橋田は死亡推定時刻の3、4時間前に服毒していたことが分かった。捜査陣は、佳織が病院内の薬を持ち出したとみて調査。だが、院内で使用する薬より凶器として使用された『ジキトキシン』の方が、毒性が圧倒的に高いと分かり、捜査陣の“佳織犯人説”がしぼんでしまった。

 一方、鑑識班は、橋田の靴の土が井の頭公園のものと確認。橋田が自宅に戻る前、渋谷から電車で井の頭公園駅に行ったとみた。プライベートで井の頭公園を歩いてみた中山は、偶然にも佳織が1人の中年女性と会っているのを目撃。だが、それが誰なのかは不明であった。

 科捜研の技官・沢村(本田博太郎)は自ら行った実験から、犯行に使われたジキトキシンが、花屋でも売っているジキタリスという植物から約10日程かけて生成したと確認。話を聞いた岩崎は、犯人が橋田に対し、かなり深い恨みを持っていたとにらむ。

 そんな中、なんと佳織が出頭し犯行を自供、ジキタリスのことなどをペラペラと供述した。だが、刑事の菊地(三浦浩一)は、フラれた程度で佳織が辛抱強くジキトキシンを生成するはずがないと推理。佳織が誰かをかばっているとにらんだ。

 まもなく、中山は佳織が会っていた女性が、病院で働く清掃員の小林睦子(五月みどり)だと確認。睦子が橋田に対し、思わぬ恨みを抱いていたと気付いて──