『地方記者立花陽介・別府国東通信局』

<出演>
   <スタッフ>
立花 陽介 水谷  豊 脚  本 岡本 克己
   久美 森口 瑶子 監  督 吉川 一義
由   美 浅茅 陽子 チーフプロデューサー 佐藤  敦
根岸 隆一 片桐 竜次 プロデューサー 長富 忠裕
向井 良重 竜  雷太 赤司 学文
東山  健 深山 正種 石川 好弘
加   納 斉藤 晴彦 企  画 酒井 浩至
水田 秀子 高田 敏江
風間 孝男 川原崎次郎


<あらすじ>
 大分県・別府にある国東通信局に移った陽介(水谷豊)は、赴任早々“血の池地獄”で発生した変死事件を取材することになった。毒物を飲んで死亡していたのは東京在住の栗山誠次。栗山が英文で書いた遺書らしき物を持っていたことから、事件は当初自殺と考えられた。
ところが、栗山が風間孝男という男と共に詐欺で手配されていたことが分かり、他殺の可能性もでてきた。
 顔から頭にかけて火傷の痕がある風間の出身は、別府から程近い杵築市。あと半年たらずで定年を迎える警部補・向井重良(竜雷太)からもらった資料を元に取材を進めた陽介は、風間のかつての同級生・加納から興味深い情報を入手した。風間の顔の火傷は、戦時中、空襲に遭遇した際の焼夷弾による痕らしいのだ。陽介は、風間がその当時、仲良くしていた主婦の水田秀子と、『アイ・ユー・イー』という上場会社の重役をしている栗山健に会うが、これといった収穫を得られない。
 そんな中、今度は、風間の他殺死体が国東半島の川中不動で発見された。
陽介は、2つの事件の犯人が同一人物か、もしくは何らかの関係があると推理。捜査が行き詰っていたことから、陽介は東京で詐欺事件の方から調べてみようと考えた。 東京では詐欺事件の際、その元となる会社を作った桑本という行政書士が警察の取り調べを受けていた。陽介は、警察から戻った桑本に大分での事件について問い質すが、桑本は無関係を強調。風間とは『アイ・ユー・イー』のある重役の紹介で付き合うはめになったと明かした。
 東山が事件に絡んでいることに気付いた陽介は、直ちに別府に戻り、周辺取材に乗り出した。東山は、陽介の家に遊びにきた久美(森口瑶子)の母の由美と仲良くなり、陽介の動きを探っている様子。由美によると、東山は海外勤務も経験したことがある紳士とのことであった。
 意を決して東山を訪ねた陽介は、さりげなく、東山が持っていた英文の遺書の中の単語の一つを書かせた。筆跡鑑定の結果、遺書を書いたのは東山に間違いなし。ただ、東山を犯人と考えると、その動機は全く不明であった。
 まもなく、秀子に会った陽介は、風間が高校時代から、火傷のケロイドをネタに、東山から金をせびっていたと知った。陽介は、今回の事件のルーツが、戦時中、空襲を受けた際の出来事にあると気付いて──。