『取調室 13』

<出演>
   <スタッフ>
水木正一郎 いかりや長介 企  画 酒井 浩至
西山捜査一課長 田 中  健 原  作 笹沢 左保
(『もしもお前が振り向いたら』より)
荒巻警部補 渡 辺  哲 脚  本 洞澤美恵子
沖 圭一郎 中丸 新将 監  督 鷹森 立一
十津川英子 山口 果林 チーフプロデューサー 佐藤  敦
中丸 大樹 中山  仁 プロデューサー 西牟田知夫
中丸 美樹 史城 未貴 伊藤  猛
八重垣刑事 斎藤陽一郎 音  楽 大谷 和夫
小笠原捜査本部長 小澤  象
貝塚警部補 水島 涼太    
水木加代子 藤田 弓子    
水木 直子 有森 也実    
中丸 マリ 十朱 幸代    


<あらすじ>
 佐賀市内のマンションで女性の絞殺事件が発生した。被害者は元女優でスナック経営の十津川英子(山口果林)。県警捜査陣は、関係者の証言などから、以前、英子と同じく元女優の中丸マリ(十朱幸代)のマネージャーをしていた沖圭一郎(中丸新将)が事件のカギを握っていると察知、直ちにその行方を追った。沖は8年前、劇場のプロモーターを殺害し英子の通報で逮捕されている。1カ月前に出所した沖が英子を狙った可能性は十分考えられた。

 しかし、見つかった沖は、マリに会っていたとアリバイを主張したものの、まもなく「私が…申し訳…」という言葉を残し心臓発作で急死。マリが、沖からアリバイの偽装を依頼する電話を受けた、とそのやりとりを録音したテープを提出したことから、沖がクロの可能性が高まった。

 ところが、事件当時、沖が東京にいたことが確認され、なぜ沖がマリに必要のないアリバイの偽装を依頼したかが、謎として残った。  水木ら捜査陣は、現場に僅かに残っていた血痕に着目。DNA鑑定の結果、それがマリのものだと確認した水木は、英子殺しはもちろん、8年前の事件にも関係しているのではないか、とにらんだ。そして、マリが夫で陶器バイヤーの中丸大樹(中山仁)と急に海外に行くと知った捜査陣は、その動機が全く見えぬまま逮捕に踏み切った。

 取り調べの期間は10日。マリと相対した水木(いかりや長介)は、すぐにそのアリバイを崩した。マリは事件当時、中丸と現場から程近い窯場に行っていたと証言していた。だが、窯場にいる間、マリはずっと1人だったことが分かったのだ。

 水木は次にマリの掌にある線状の傷痕に注目した。マリはそれが窯用の薪束を針金で縛った時にできた、と証言したが、その針金状のものは英子殺しの凶器そのもの。英子の事件当日の足取りを追った水木は、凶器がクリーニング店の針金ハンガーと断定した。  だが、手の傷も血痕も確証にならず、また凶器も見つかっていないことから、捜査陣は次第に追いつめられた。預金通帳などから、マリが英子に強請られていたらしいことは分かったが、裏付け捜査はそれ以上進まなかった。

 そんな中、沖のアリバイ偽装依頼のテープを聴き直した水木は、8年前の事件の真相を解明するヒントを発見。この8年前の事件絡みでマリが英子に強請られていた、と気付いた──。