検事霞夕子(17)
『空白のアルバム』

<出演>
   <スタッフ>
霞  夕子 鷲尾いさ子 企  画 酒井 浩至
明石 三奈 手塚 理美 原  作 夏樹 静子
明石啓一郎 布川 敏和 脚  本 橋本  綾
岸本 由加 美保  純 監  督 吉本  潤
杉本 節子 高田 敏江 チーフプロデューサー 佐藤  敦
明石 峰子 呉 恵美子 プロデューサー 佐光 千尋
山口 礼子 棟  里佳 安倍 夏彦
球磨功三郎 斎藤 洋介 川村 庄子
霞  友行 村田 雄浩
霞  瑞江 朝丘 雪路


<あらすじ>
 横浜市内の住宅で明石啓一郎(布川敏和)という広告代理店勤務の男が刺し殺された。現場は、明石の愛人で、海外のブランド品メーカーの部長をしている岸本由加(美保純)の自宅。現場検証に立ち会った夕子(鷲尾いさ子)は、高価な調度品の中にあった、10枚程の1円玉が入った空のペットボトルと、由加が台所から消えたと証言した茶筒に注目した。

 鑑識の結果、ペットボトルや中の1円玉から明石の指紋を検出。さらに事件当夜、明石自身がこのペットボトルを現場近くのコンビニで購入していたことが明らかになった。  明石は、2年前まで外資系家具メーカーの重役だった8歳年上の妻・三奈(手塚理美)と、1歳になる娘・理奈の3人暮らし。 由加は、最近、三奈に離婚話を切り出した明石にプロポーズされていたと証言した。だが、捜査陣は、子供が生まれたことで別れ話を告げられなかった由加が刺した可能性が高いとにらむ。そして、それを裏付けるように事件当時、現場の自宅近くにいた由加が目撃されていた。

 一方、三奈は子供が出来たのを機に重役の地位を捨てて専業主婦になったということで、女の鑑と言われていた。事件当日、岡山から戻り、明石が殺された頃、子供がビーズ玉を飲んだと救急車を要請。救急隊員は慌てふためく三奈に会っていた。

 夕子から事件当時の様子を聞かれた三奈は、ガラガラで遊ぶ1歳の子供をあやしながら、家に明石はいなかった、と事件への関与を否定。しかし、由加からも事情を聞いた夕子は、明石の結婚生活に対する好みを知り、明石夫婦の間にあった心のスキ間に気付いた。

 明石と三奈は、子供が出来るまで、優雅でゴージャスなライフスタイルを楽しんでいた。だが、子供が生まれたとたん、三奈はそれまでの生活を捨てて専業主婦に変身。そんな生活臭が漂う三奈に嫌気がさした明石は、ファッショナブルな由加との不倫を始めたようなのだ。 そして、この言葉を裏付けるように、明石家のアルバムには、子供の成長を喜ぶといった雰囲気は全く感じられなかった。

 まもなく、夕子は1円玉入りのペットボトルの秘密があるものの代わりだと気付いて──。