『指名手配(4)』

<出演>
   <スタッフ>
今井 隆之 渡辺  謙 企  画 酒井 浩至
大西 真紀 横山めぐみ 脚  本 鎌田 敏夫
滝田 洋治 松田 洋治 監  督 増田 天平
北川 千秋 渡辺  梓 チーフプロデューサー 増田 一穂
高田 順子 三輝みきこ プロデューサー 伊藤 祥二
増本 賢治 大沢 敏夫 赤司 学文
河辺 雅之 和賀 兼雄 石川 好弘
加賀 教授 高橋  努
杉本刑事部長 立川 三貴    
樋 口 課 長 佐藤 B作    
樋 口 刑 事 櫻庭 博道    


<あらすじ>
 共助課刑事の今井(渡辺謙)、山形県の銀山温泉にいるらしい殺人容疑者・滝田洋治(松田洋治)を捜索するよう命令が出た。滝田の犯行とみられているのは、2年前、大学の研究室内で発生した大学教授焼殺事件。警察は、現場にあったポリ容器から、当時研究員だった滝田の指紋を検出、研究留学の話で被害者の加賀(高橋努)に恨みを抱いて滝田が指名手配されていたのだ。

 今井は新しく共助課に配属された女性刑事・大西真紀(横山めぐみ)のサポートで現場入りし、ひなびた温泉宿を一軒一軒回って聞き込みを開始した。滝田を見たという匿名の目撃情報は、以前、埼玉と横浜であったが、必ず同じ場所で殺人事件が発生している。つまり、銀山温泉で殺人が発生する可能性は十分にあった。

 まもなく、今井の予想通り、銀山跡で東京の料理屋女将・高田順子(三輝みきこ)の他殺死体が見つかった。遺体の状況から判断すると、恨みによる犯行。順子と旅館にきた人物の無実が明らかになったことから、地元の警察は、順子を銀山跡に呼び出した男が事件に関係しているとにらむ。

 声紋検査によると、埼玉、横浜、銀山温泉で、滝田を目撃したと通報してきた3人は同一人物。さらに、埼玉と横浜の被害者、増本(大沢敏夫)と河辺(和賀兼雄)が、加賀教授と共に、重油リサイクルの研究成果を元に大儲けしていた事実が明らかになった。  今井は応援にきた真紀と滝田の追跡を開始し、まもなく逮捕。ところが、取調べを受けた滝田は、加賀殺しはもちろん関係ないはずの、増本、河辺、順子殺しも自供し、留置所内で自殺してしまった。
 だが、どうしてもフに落ちない今井と順子は、加賀の事件を洗い直し、滝田が誰かをかばっていたらしいと気付いた。

 そんな中、真紀は偶然を装って接近してきた北川千秋(渡辺梓)というOLが、自分の隠し取り写真を持っていたことに着目、身許調査をしてところ思わぬ事実が判明した。千秋の両親は以前焼身心中をしていたのだが、この事件に当時バーのママだった順子が絡んでいた。そして、バイオ技術者だった千秋の父親の研究内容は、加賀が増本らと大儲けした研究内容と同じだったのだ。

 今井と真紀は、一連の事件が滝田を味方につけた千秋の復讐劇だと断定して――。