『どうぞ安らかに』

<出演>
   <スタッフ>
荒木 龍三 伊東 四朗 企  画 酒井 浩至
荒木 峰子 榊原 郁恵 脚  本 水谷 龍二
荒木  守 中本  賢 監  督 下村  優
犬塚  修 す ま け い チーフプロデューサー 増田 一穂
直井繁太郎 織本 順吉 プロデューサー 佐光 千尋
野々村栄吉 斎藤 晴彦 木川 康利
三輪 拓造 高橋元太郎
大森 貴志 高橋 和也
高島 睦美 濱田のり子    
し の ぶ 稲田えつ子    
有田 伸也 八嶋 智人    
高島 清子 五月 晴子    


<あらすじ>
 “お年寄りの原宿”東京の巣鴨商店街で葬儀社を営む荒木龍二(伊東四朗)、65歳。その龍三がとある斎場で、犬塚修(すまけい)という香典泥棒を捕まえた。だが、人のいい龍三は、盗みが出来心からと知ると、警察に通報せず、その身の上話を聞く。そして、犬塚からも27年前別れた当時4歳の一人息子・貴志を捜していると明かされ、自分の店において捜索を手伝ってやろうと決めた。

 龍三は、娘・峰子(榊原郁恵)、その婿養子の守(中本賢)と3人暮らし。店に住み込んだ犬塚は、瀬田家の明るい雰囲気に元気づけられるように働き始める。もちろん、龍三は犬塚の香典泥棒の件は峰子らには話さなかった。  龍三は、行きつけのスナック『栗の木』に、商店街の隠居仲間、元国鉄マンの直井(織本順吉)、元中華料理屋の野々村(斎藤晴彦)、元工務店経営の三輪(高橋元太郎)を集めて、貴志の捜索を相談した。手係りは幼い頃の写真を元に作った似顔絵と、池袋で水商売をやっているらしい、ということだけ。だが、龍三らの熱意が効を奏し、ついにタコ焼き屋の店長している貴志を見つけることができた。

 まもなく、犬塚が体調を崩して病院に担ぎ込まれたのを機に、27年ぶりの親子対面が実現。双方、頑なな態度だったが、龍三は肩の荷を降ろした思い。ところが、病院の精密検査で、犬塚が末期ガンだと分かり、医師から説明を受けた峰子はさっそく善後策を話し合った。

 事件はそんな中で発生した。峰子が『栗の木』の店内で、ママ・高島睦美(濱田のり子)の他殺死体を発見。美人ママに気があった龍三ら常連4人、そして、しつこく言い寄っていた花屋の二代目が警察の取調べを受けた。龍三は亡妻の指輪を睦美にプレゼントしていたことが明らかになり、峰子にとっちめられる。

 だが、龍三の店が葬儀を担当したことから思わぬ手係りが見つかった。地方から駆けつけてきた睦美の母・清子(五月晴子)と遺品を整理した龍三、峰子らは、龍三が贈ったのとは別に“TtoM”と刻印が入った指輪を発見。警察に事情聴取される予定の犬塚が急に姿をくらましたことから、龍三は香典泥棒の一件を明かさざるをえなくなった、犬塚はすぐに警察に拘束されるが、なぜか黙秘する。一方、睦美の遺影に使った写真を整理した龍三らは睦美と一緒に思わぬ人物が写っていることに気付いて――。