<20周年記念作品>
弁護士 高林鮎子(28)
『パリから届いた殺意』

<出演>
   <スタッフ>
高林 鮎子 眞野あずさ 企  画 酒井 浩至
竹森 慎平 橋爪  功 原  作 津村 秀介
草鹿達之介 丹波 哲郎 『巴里の殺意』より
(講談社ノベルス刊)
高田 洋平 伊原 剛志 脚   本 小木曽豊斗
河合 康子 谷口  香 監   督 鷹森 立一
高田真理子 佐藤 友紀 チーフプロデューサー 増田 一穂
久保田部長刑事 木村  栄 プロデューサー 長富 忠裕
河合 哲郎 冨家 規政 桑原 秀郎
関口 信次 小久保丈二 吉村 晴夫
中浦 加奈 本田 理沙
川村  誠 田中 健三
肉屋の主人 正司 玲児
肉屋のおかみさん 正司 敏江
「道」のママ 泉  アキ


<あらすじ>
 東京の神田で、拳銃で頭を撃ち抜いたと見られる変死体が見つかり、条痕検査の結果、その拳銃が事件の前日と6日前、大阪の豊中と横浜で発生した殺人事件で使用されていたことが分かった。神田で死亡したのは河合哲郎(冨家規政)というフリーカメラマン。警察は、河合が出版社令嬢との結婚を間近に控えていたことから、事件が自殺に見せかけた殺人で、3連続殺人の可能性があるとにらんだ。

 横浜の事件の被害者は関口信次(小久保丈二)という旅行社勤務の男、豊中は中浦加奈(本田理沙)という主婦。警察は、河合の親友で、加奈が殺された当時、現場近くにウィークリーマンションを借りていた高田洋平というカメラマンに着目し事情聴取を行った。

 雑誌の撮影でたまたま高田と知り合った鮎子(眞野あずさ)は、依頼に応じて弁護を承諾。横浜の事件当時、仕事でパリに向かっていたという高田のアリバイを警察で主張した。
 まもなく、高田のアリバイの裏付け調査で、真理子(佐藤友紀)という高田の妹が1年程前自殺していた事実が判明。関係者の話から、真理子が旅行先のパリから帰国したあと、ひどく落ち込んでいたことが分かった。真理子がパリに一緒に行った人物の名を聞いた鮎子はア然。なんとその相手は真理子の大学の先輩・加奈で、関口は旅行の添乗員だったのだ。
 思わぬ人間関係が明らかになる中、河合の母・康子(谷口香)に会った鮎子と慎平は衝撃の事実を掴んだ。以前、真理子と河合は親密に付き合っており、康子も認める仲だった。その真理子が自殺の前、河合に遺書を送っていた。この中で、真理子は旅先のパリで関口に暴行されたこと、それが加奈の手引きだったことを告白していたのだ。  暴行の事実を知って激怒した河合が関口と真理子を殺して自殺――という図式が成り立たなくもない。だが、康子は2人が殺された当時パリに行っていたという息子の犯行を否定する。

 そんな折、慎平(橋爪功)の調査で、高田がヤクザから拳銃を購入していたと判明。一気に高田に対する疑惑が浮上した。可愛い妹・真理子を殺した高田が2人に復讐した可能性は極めて高い。
 だが、高田を真犯人とするには2つの大きな壁があった。1つは高田が真理子の恋人だった河合を殺す動機、そして、もう1つは高田のアリバイだ。  さらなる証拠を見つけるためパリに飛んだ鮎子は、慎平がアリバイ崩しに没頭する中、高田に河合殺しを決断させた驚愕の事実を掴んで――。