監察医 室生亜季子(30)
『震える顔』

<出演>
   <スタッフ>
室生亜季子 浜 木綿子 企  画 酒井 浩至
浜 田 警 部 左 とん平 原作・脚本 宮川 一郎
小山 朋子 山田まりや 監  督 鷹森 立一
島崎 和子 池上季実子 チーフプロデューサー 増田 一穂
水谷まりこ 神保 美喜 プロデューサー 篠木為八男
平野 丈夫 丹波 義隆 桑原 秀郎
畑中 幸代 久野真紀子 島田  薫
水谷 光太 三浦 春馬 音  楽 大谷 和夫
吉永 英一 篠塚  勝    
川 口 刑 事 大場  順    
八木助教授 筒井  巧    
井 上 助 手 森 みつえ    


<あらすじ>
 亜季子の医院に、殺人事件を見て体調を崩したという10歳の少年・水谷光太が、母親のまりこに連れられてやってきた。光太は2ヶ月程前、公園で男が女の首をコードで絞めるのを目撃、そのあと男に追いかけられたという。亜季子と一緒に話しを聞いた浜田はすぐに捜査をするが、事件の痕跡は発見できない。

 ところが、川越市内の工事現場で、死後2ヶ月の程の女性の他殺死体が見つかったことから光太の証言が意味を持ち始めた。警察は、被害者の洋服と同じ物を着ていたという市民の通報で、島崎和子という不在がちの女性写真家の部屋を家宅捜査。だが、和子が助手の平野と取材旅行から戻ったことで、被害者は別人と分かった。

 やがて、死体を復顔したものと光太の描いた似顔絵から、被害者が畑中幸代という元看護婦と判明。家宅捜査した幸代の部屋で和子の写真集を見つけた浜田は、すぐさま事情聴取を行った。和子はファンの幸代にストーカーされていたと幸代と面識があったことを告白。また、和子がまりこと光太に会った時の表情などから、この3人にも何か複雑な事情があるらしい。和子の写真集の被写体は全て女性ばかり。亜季子の質問に、和子は自分が男性恐怖症だと明かした。

 そんな中、市内を流れる荒川で男の水死体が見つかった。「解剖に行くな!」との匿名の脅迫電話を受けた亜季子は、この水死体が他殺だと察知。肺の中の水から、荒川には生息しないプランクトンを検出したことで、水死が他殺だと確認された。
 一方、水死体の身元調査を進めた警察は、身体の特徴などから、被害者を元商社マンの吉永英一と断定。その部屋で和子の写真集を見つけた浜田は、幸代殺しと繋がっているとにらんだ。調査によると吉永は、酒を飲んでは、女性を襲うレイプ常習者。海外勤務を終えて日本に戻った吉永は、同僚の女性社員を狙って会社をクビになっていた。

 プランクトンと荒川の水の関係を調べるため熱帯魚屋を当たった亜季子は、吉永の肺の中の水が店で調合したもので、和子の部屋の水槽でも使われていると確認。折から、和子の助手・平野に轢き殺されかけた亜季子は、和子に対する疑いを深めた。
 まもなく、吉永と和子の経歴を見た亜季子は、11年前、取材でインドネシアに行った和子が、当時、現地の駐在員だった吉永と“会っていた”気付いて――。