『警庁鑑識班(13)』



中山 淳彦 * 西村 和彦
岩崎 鉄男 * 角野 卓造
和泉 英子 * 金 久美子
中里 三千代 * 左  時枝
中里  幸 * 大谷 みつほ
小谷 慎二 * 山本 竜二
大宮 秀則 * 清水 章吾
緑川 良二 * 本城丸 裕
津田  亘 * 小林 すすむ
花井 博之 * 松永 久仁彦
菊地 慎一 * 三浦 浩一
青柳 浩平 * 北山 雅康
矢吹 幸代 * 根岸 季衣
中山加奈子 * 宮本 毬子
中山 沙織 * 神谷 けい子


企   画 * 酒井 浩至
脚   本 * 宮村 優子
監   督 * 下村  優
チーフプロデューサー * 増田 一穂
プロデューサー * 佐光 千尋
    * 木川 康利
    * 粕川 今日子
音   楽 * 川村 栄二





 都内の公園で刃物を使った傷害事件が発生した。被害者は近くでクリーニング店を営む中里三千代(左時枝)の一人娘・幸(大谷みつほ)。悲鳴を聞き駆けつけた顔見知りの美容師・和泉英子(金久美子)が警察に通報していた。

 現場で遺留品を調べた中山(西村和彦)らは、犯人の靴型、吸殻、幸が落とした大阪・野崎観音のお守り袋などを発見。犯人が幸の持ち物に全く手を付けていなかったことから、怨恨による犯行との見方が強まった。菊地(三浦浩一)、青柳(北山雅康)、刑事らの聞き込みによると、見知らぬ中年男が保育園で働く幸を見張っていたらしい。
 まもなく、残された指紋から、犯人が最近大阪の刑務所を出所した小谷慎二(山本竜二)と判明。捜査陣は直ちに手配するものの、翌朝、死体となった小谷が路上で発見された。検死の結果、小谷は車で轢かれた後、扼殺されていたことが分かり、捜査陣は意識を回復した幸との関係を洗い始めた。

 幸も三千代も当初、小谷との関係を否認していた。だが、小谷が所持していた現金入りの封筒に三千代の指紋が付着していたことから思わぬ事実が明らかになった。
 実は、10数年前、三千代は以前住んでいた大阪で、当時3歳だった幸を養女にした。その後、2人は東京へ引っ越したが、幸は16歳の反抗期の頃、家出して大阪に母捜しに行き、そこで小谷の毒牙にかかった。三千代はそんな幸を発見し、警察に通報。だが、最近、結婚が決まった幸らに、出所した小谷が“過去をバラす”と脅してきた。封筒の現金は、三千代が小谷に強請り取られたものだったのだ。

 三千代が犯行を否認する中、小谷の衣服に付着していた金糸入りの赤い繊維を調べた中山は、それが幸のお守り袋と同じ物だと確認。犯人が幸と同じお守り袋を持っていることが明らかになった。  菊地らが大阪に飛んで調べたところ、お守り袋はお宮参りの際、セットで配られている。幸が捨てられていた養護施設を訪ねた菊地は、当時、幸のお守り袋の中に入っていた女文字の書き付けを発見。どうやら犯人がもう一つのお守り袋を持っている人物――幸の生みの母らしいことが分かった。

 そんな中、菊地から、お宮参りのお守りには鈴が付いている、との話を聞きつけた中山は、幸を見舞ったある人物から鈴の音が聞こえていたことを思い出して――。