地方記者 立花陽介(18)
軽弘前通信局』



立花 陽介 * 水谷  豊
立花 久美 * 森口 瑶子
根岸 隆一 * 片桐 竜次
小菅 雅志 * ベ ン ガ ル
小菅 美郷 * 坂田 麻衣子
小菅 治子 * 今井 和子
福原 信作 * 木之元 亮
篠田 千秋 * 西川 峰子
前川 キク * 横山 通乃
西崎 涼子 * 元井 須美子
阿久津 康彦 * 林  隆三


企   画 * 酒井 浩至
脚   本 * 岡本 克巳
監   督 * 吉川 一義
チーフプロデューサー * 増田 一穂
プロデューサー * 杉山 邦彦
    * 赤司 学文
    * 石川 好弘





 青森の津軽弘前通信局に赴任した陽介(水谷豊)に、女性の変死事件が発生したとの連絡が入った。現場は岩木山神社の境内で、死因は青酸物を使っての毒殺。取材を進めた結果、被害者は、なぜか偽名で旅館に宿泊していた元保険外交員の西崎涼子と判明した。

 まもなく、東京本社の根岸(片桐竜次)からの情報で、涼子に昨年発生した保険金殺人の共犯の容疑が掛かっていたことが分かった。この事件は、昨年、福原(木之元亮)という会社社長が妻の焼死で1億円の保険金を手に入れた、というもの。福原は5年前にも妻の焼死で5千万円を手に入れたのだが、2件とも保険外交員だった涼子が絡んでいた。警察はこのうち2件目の焼死に犯罪の可能性があると見ていたのだ。
 津軽出身という福原の写真を見た陽介は、ある男のことを思い浮かべた。陽介は津軽三味線が上手な少女・小菅美郷(坂田麻衣子)に、出稼ぎに行って戻らない父・小菅雅志(ベンガル)を捜してほしい、と頼まれていた。この美郷にCDデビューを、高橋という偽名で持ちかけていたのが福原だった。

 陽介は、福原を見かけた民謡酒場に行き女主人の篠田千秋(西川峰子)から話を聞くが、その行方はわからない。CDデビューの話がウソらしいと知った美郷はガッカリ。だが、父の小菅がひょっこり帰宅していたこともあり、美郷はすぐに笑顔を取り戻した。
 そんな中、岩木川の川原で福原の他殺死体が見つかった。福原の足取りを追って交友関係をあたった陽介は、福原と小菅がなんと高校時代にクラスメイトだったと確認。さらに千秋が小菅のガールフレンドだったと知った。当初、小菅は福原を知らないと話していた。だが、小菅は高校時代、福原のささいな悪戯から脚を骨折し、人生を狂わされていた。つまり、小菅は福原のことを忘れるはずがないのだ。

 捜査を担当した刑事の阿久津(林隆三)は、保険金をめぐる仲間割れで、福原が涼子を殺したと推理。小菅も事件に何らかのかかわりがあるとにらんでいた。
 まもなく、東京での1億円の保険金が掛かった火事の際、福原は小菅と酒を飲み、アリバイの証人にしていたことがわかった。共犯説が浮上する中、小菅の無実を信じたい陽介は取材を続行。だが、涼子が殺された当時、岩木山神社近くで小菅が車から降りたと証言する目撃者まで現れた。
 小菅が事件に関わっていると確信した陽介は、直接話を聞こうと呼び出して――。