『考古学者 久間玲子(2)』



佐久間 玲子 * 宮本 信子
岡野 純平 * 田中  実
梶井 美穂 * 田中 美里
柴田 直人 * 宮川 一郎太
山下 守弘 * 石丸 謙二郎
桑山 健造 * 梅津  栄
久 富 刑 事 * 片岡 弘貴
松 尾 刑 事 * 柏   進
梶井  肇 * 寺田  農
青柳 恭一 * 小野寺 昭


企   画 * 酒井 浩至
脚   本 * いずみ 玲
監   督 * 当摩 寿史
チーフプロデューサー * 増田 一穂
プロデューサー * 杉山 邦彦
    * 市村 朝一
    * 塚田 泰浩
音   楽 * 佐藤 允彦





 友人の九州文化大教授・青柳恭一(小野寺昭)と共同授業をするために佐賀県にやってきた玲子(宮本信子)が、間違って掘ったかつての遺跡の発掘現場で、銅鏡を握った白骨死体を発見した。死体は、死後10年前後の男性で、銅鏡は9年前ある騒ぎで注目を浴びた奈良出土の三角縁神獣鏡と判明。青柳の話から、青柳が娘のように面倒をみている図書館職員・梶井美穂(田中美里)の実父で、失踪中の元教授・梶井肇(寺田農)が関係者として浮上した。

 その騒ぎというのは、佐賀県に邪馬台国があったと主張していた梶井が、9年前、今回の殺人現場で証拠の銅鏡を発掘したと発表。問題の道鏡が奈良出土の盗品と判明したことから、捏造疑惑をかけられた梶井が失脚し、姿を消したというもの。死体を検証した警察が殺人死体遺棄事件と断定する中、青柳の協力で今回出てきた銅鏡を分析した玲子は、それが捏造騒ぎで使用されたものだと知った。
 死体の頭蓋骨からは硫化水銀が検出されていた。これは古代の葬儀で使用された朱に間違いない。白骨死体が梶井ではないと知った玲子は、失踪している梶井を疑わざるをえなくなった。

 玲子は、事件解決の手掛かりが奈良で出土した後盗まれた問題の銅鏡にあるとにらんで、助手の岡野順平(田中実)に奈良での調査を指示。まもなく、骨董屋を営みながら裏で盗品の売買をしているらしい桑山(梅津栄)という男が浮上した。ところが、桑山は、殺人現場の地主・山下(石丸謙二郎)との関係が明らかになったものの、9年前から行方不明。この情報を元に警察が調べた結果、白骨死体が桑山だと判明した。
 だが、警察の事情聴取に対し、山下は桑山と連絡を取っていたことは認めたが、事件とは無関係だと主張。証拠がなかったことから、捜査はそこでストップしてしまった。

 そんな折、美穂が図書館の仕事以外にバイトをし、東松浦郡に住む間島(市原清彦)という人物に8万円もの金を送金していることが分かった。さっそく間島を訪ねた玲子はなんと足をケガして動けない梶井がこの町にいるのを確認。美穂がなぜか一度も梶井に会いにこないまま、送金しつづけていると知った。
 まもなく、その梶井に会い、9年前の秘密を全て聞いた玲子は、翌日行われた青柳との共同授業を成功させて――。