軽井沢ミステリー (2)
立ちぬ』



北原 風子 * 高橋 由美子
森崎 木の葉 * 菊池 麻衣子
北原 辰子 * 丘 みつ子
水木 涼子 * 紺野 美沙子
柴田 信司 * 東根作 寿英
相馬 健二 * 小倉 久寛
相馬 文恵 * あめく みちこ
原口 京子 * 元井 須美子
富川 勝征 * 神山  繁
吉田 妙子 * 草笛 光子


企   画 * 酒井 浩至
脚   本 * 金子 成人
演   出 * 雨宮  望
チーフプロデューサー * 増田 一穂
プロデューサー * 前田 伸一郎
    * 山内 章弘
    * 森  雅弘
音   楽 * 糸川 玲子





 風子(高橋由美子)らの事務所に柴田信司(東根作寿英)というイベント会社の社員が現れた。柴田は、『しなのリゾート』という会社が所有する森の中の教会でコンサートを予定しており、その親会社『ヴィクトリー・コーポレーション』の勧めで挨拶にきたのだ。
 だが、『ヴィクトリー・コーポレーション』の軽井沢営業所を訪ねた柴田は、風子や木の葉(菊池麻衣子)に困惑の表情を見せた。この営業所にいるのは、気の弱い所長の相馬健二(小倉久寛)と横柄で鼻持ちならない妻・文恵(あめくみちこ)の2人。この文恵が柴田の計画に反対したのだ。
 『ヴィクトリー・コーポレーション』は不動産投資などで悪どく儲けて急成長したグループ企業。文恵が強気で横柄な理由は、叔父・富川勝征(神山繁)がこの会社の社長だったからだ。

 まもなく、文恵が狐のお面を付けた人物に追いかけられて負傷する騒ぎが起きた。富川が東京から駆けつけ、警察は関係者の事情聴取を開始する。富川が軽井沢に来たとの話を聞いた柴田は、チャンスとばかり教会の使用を直談判する決意を固めたようであった。
 柴田が問題の教会にこだわる訳は、その出生にあった。風子、木の葉、地元の草木染め職人・吉田妙子(草笛光子)らに話した所によると、柴田は35年前、問題の教会に置き去りにされた捨て子。さらに教会のステンドグラスは、養父が柴田をもらったお礼に寄贈したものだったのだ。

 柴田が富川に会って程なく、その富川の他殺体が観光客でにぎわう草地の地中から発見された。警察の発表によると、死因はシアン系毒物による中毒死。遺留品などから判断すると、富川は顔見知りの人物に毒を盛られたらしい。
 その経営手法から富川を恨む人間は数多く、直談判で断られた柴田、経営に行きづまり富川サイドから買収話を持ちかけられていた老舗旅館の女将・原口京子(元井須美子)も容疑者として名を連ねる。

 やがて、木の葉が撮った写真から、文恵を追いかけたのがその夫・相馬の仕業と分かった。警察の追及に対し、富川殺しは否認する相馬。そんな折、富川に盛られた毒が染料として使われている植物・ヤマアイと判明。風子らは、富川と仲良く歩いていた妙子に着目して――。