
| 『京都金沢舌切り雀殺人事件』 |
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![]() 祗園ケーブルテレビの映像記者・五代凛子(賀来千香子)が京仏壇の職人として頂点を極めた西園寺万作(田村高廣)の工房を取材して程なく、その中で殺人事件が発生した。 万作の工房は、一番弟子の永倉弘史(山田雅人)、二番弟子の高柳征一(豊原功補)の他、数人の弟子たちがおり、万作が制作に専念しているため、弟子たちは万作の妻・菊恵(水野久美)が仕切っている。凛子は、夫・善三(赤井英和)の金沢の実家に出入りしている金沢仏壇の女職人・安斎静香(国生さゆり)が高柳と婚約していたこともあり、西園寺の工房に親近感を抱いていた。その工房の裏の中心人物である菊恵がノミで胸を刺されて殺されたのだ。 警察は凶器が死体第一発見者の高柳のもので、また、他の人物の指紋が検出されなかったことから高柳を連行して取り調べを開始。凛子は、以前西園寺を取材したことがある新聞記者の夫・善三(赤井英和)と取材を進めるが、末期ガンだった菊恵がその事実を隠して西園寺を支えていたこと、西園寺が菊恵の容体を知っていたらしいこと以外は明らかにならない。 第二の事件はそんな中で発生した。被害者は、工房の内庭で刺殺体で見つかった永倉。警察は事件前後、工房に立ち寄ったと証言した高柳を再度拘束。永倉の妻でお茶屋の雇われ女将をやっている万里子(池上季実子)は、菊恵の死後、工房の主導権を握ろうとしていたこともあり、ガックリ肩を落とした。 凛子は、万里子の話から、永倉の金回りが半年程前から急に良くなっていたことに注目、ここに事件解決のカギがあるとにらんだ。そして、まもなくこの答えは警察に張り付いていた善三が持ってきた。永倉に金を渡していたのは菊恵。つまり、永倉は菊恵の弱味を何か握ったようなのだ。菊恵の追悼のためか菊の模様がある仏壇の制作を始めた西園寺は、これが最後の作品だと宣言していた。 しばらくして、善三の母・セツ子(菅井きん)から、静香、高柳、そして、万里子が金沢にやってきたとの連絡が入った。慌てて金沢に戻った凛子と善三は、3年前、仏壇の全国技能大会が行われた大乗寺に、高柳と万里子が2人だけで行ったと知り、駆けつける。やがて、2人を見つけた凛子は、西園寺に隠された思わぬ秘密、そして、菊恵殺し、永倉殺しの犯人を知って――。
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