監察医 室生亜季子(32)
内感染』



室生亜季子 * 浜 木綿子
浜 田 警 部 * 左 とん平
川端 葉子 * 山口 果林
川端 貞代 * 淡路 恵子
吉田 とし江 * 一柳 みる
林  幹夫 * 峰岸  徹
工藤 良夫 * で ん で ん
吉田 真理子 * 東野 結花
大橋 妻夫 * 小沢  象


企   画 * 酒井 浩至
原作・脚本 * 宮川 一郎
監   督 * 鷹森 立一
チーフプロデューサー * 増田 一穂
プロデューサー * 服部 比佐夫
    * 桑原 秀郎
    * 島田  薫
音   楽 * 大谷 和夫





石段のある道で吉田真理子(東野結花)という女子高生が転落して死亡する事件が発生。真理子が担ぎ込まれた武蔵中央病院の院長・川端葉子(山口果林)は、死因をクモ膜下出血と診断した。真理子が転落した直後、一人の男が現場から逃げたとの目撃情報を得た浜田警部(左とん平)は、事件として捜査を開始した。

要請を受けた亜季子(浜木綿子)が司法解剖をした結果、死因は脳底部の動脈瘤破裂による病死と判明。だが、浜田は、突き落とされたショックが動脈瘤の破裂につながった、と珍しく亜季子に反発し姿を消した男の追跡を続けた。

真理子は看護婦の母・とし江(一柳みる)と二人暮らし。とし江とは離婚している父親の林幹夫(峰岸徹)は、元医師で、現在医療ジャーナリストをしている。この林が加わった新しい目撃者捜しが功を奏し、まもなく現場から逃げた男が工藤(でんでん)という暴力団の構成員と分かった。浜田は、医療ミスを次々と告発している林を恨んだ医療関係者が、脅しのために娘の真理子を狙ったとにらむ。だが、浜田の事情聴取に対し、林は、研修医だった頃、葉子と一緒に働いていたことは明かしたものの、取材の内容に関しては一切話そうとはしなかった。

一方、司法解剖を巡り武蔵中央病院を訪ねた亜季子は、葉子から病院の内情を打ち明けられた。葉子は、病院理事長・川端貞代(淡路恵子)の一人息子と結婚したが、この夫が3年前にアメリカで死亡。その後、無理矢理院長に祭り上げられた葉子は、貞代や事務長の大橋(小沢 象)の後押しでなんとか病院を支えてきたのだ。

そんな折、大橋と工藤の関係が発覚。武蔵中央病院内で医療ミスによる死亡事故が発生し、これを林が追っていた可能性が強まった。つまり、病院を守りたい大橋が医療ミスを嗅ぎつけた林を黙らせようと工藤に依頼。工藤が脅しのため真理子を石段から突き落とした、というわけだ。

亜季子は、医院に新しく入った看護師・永井道子(清水ミチコ)に、武蔵中央病院での潜入捜査を指示。まもなく、院内で死亡した患者からMRSA<メチシリン耐性黄色ブドウ球菌=抗生物質が効かない菌>が検出されていた事実が明らかになった。葉子はMRSA発見の公表を主張したが、病院の経営を考える貞代や大橋の反対でこの事実が隠蔽されたらしいのだ。また、林はなぜかMRSAの発生を知っていながら、原稿にはしていなかった。

工藤が所属する暴力団組長の関与が明らかになる中、葉子と共に姿を消してしまった林がなんと変死体で見つかって――。