察医 室生亜季子(33)
『笑った似絵』



室生 亜季子 * 浜 木綿子
浜 田 警 部 * 左 とん平
櫻井 伸代 * 赤座 美代子
櫻井 文子 * 高橋 かおり
櫻井 静夫 * 新 克利
櫻井 徹 * 大沼 遼平
櫻井 哲夫 * 鼓 太郎
青木 修造 * トミ 譲二
東野 桂造 * 松田 章
東野 正男 * 外川 貴博
永井 道子 * 清水 ミチコ
川 口 刑 事 * 大場 順
八木 助教授 * 筒井 功
井上 助手 * 森 みつえ


企   画 * 酒井 浩至
原案・脚本 * 宮川 一郎
監   督 * 鷹森 立一
チーフプロデューサー * 増田 一穂
プロデューサー * 服部 比佐夫
    * 桑原 秀郎
    * 島田 薫
音   楽 * 大谷 和夫





川越市内の建設現場で白骨変死体が発見された。亜季子(浜木綿子)らの解剖によると、被害者は17〜18歳の男性で、死後10年前後。肋骨や足の部分に複数のヒビがあったことから、暴行された被害者が首を絞められ殺害された可能性が出てきた。

浜田(左とん平)は、以前、現場に住んでいた東野桂造(松田章)の息子で、当時暴走族に所属していた正男(外川貴博)が別のグループと対立していたと知り、捜査を開始。亜季子は、八木(筒井功)らと共に、頭蓋骨に粘土を被せて作る頭部の復元作業を始めた。完成した復元像は、亜季子の提案で、少し微笑んだ表情。警察はこれを元に似顔絵を作成しマスコミなどに公表した。

浜田らの暴走族関係の捜査が進む中、亜季子は、不整脈で通院してきている櫻井文子(高橋かおり)の家族に似顔絵ソックリの人物がいると知った。文子の家族は、元県会議員で、うつ病の症状がある父・櫻井静夫(新克利)、兄の哲夫(鼓太郎)、静夫の後妻・伸代(赤座美代子)と伸代の連れ子で文子より一つ年上の徹(大沼遼平)の5人。この中で、似顔絵とソックリの徹が、高校3年だった8年前から家出をしていたのだ。
暴走族関係者の無実が証明されたことで徹の捜査に乗り出した浜田は、卒業を半年後に控えて家出したその原因が父・静夫との確執にあったことを確認。事情聴取に対し、伸代は分らないというばかり。そして、文子は、徹が家出をした時はクラブの合宿で千葉に行っていた、と話した。

まもなく、文子の提供してもらった毛髪でDNA鑑定をした結果、亜季子らは白骨死体が徹だと断定。浜田は、さっそく櫻井家の家族全員の事情聴取を行った。浜田が注目したのは、徹が誰かにイジメられていたという哲夫の証言。直ちに、徹をイジメた3人組から事情を聞いた捜査陣は、興味深い話を聞き込んだ。3人組は、犯行を否認した上で、当時、徹が文子の写真を胸のポケットに忍ばせていた、というのだ。

そんな中、亜季子の元に、以前から特発性心筋症の持病があった静夫が急死したとの連絡が入った。櫻井家に駆けつけた亜季子は、静夫のまぶたの裏が充血していることなどから、窒息死の疑いがあると断定。司法解剖を行った結果、静夫の頸部にごく軽く絞めたような痕跡が見つかった。

静夫の担当の精神科医から処方した薬の成分を聞いた亜季子は、うつ病の静夫が何らかの理由で自分の首を絞め、それが直接死に至らなかったものの、服用していた薬の影響で、死亡したとにらんだ――。