軽井沢ミステリー4
よ』



北原 風子 * 高橋 由美子
森崎木の葉 * 菊池 麻衣子
北原 辰子 * 丘 みつ子
水木 涼子 * 紺野 美沙子
手塚 慎吾 * 正名 僕蔵
八嶋 学 * 村杉 蝉之介
柴田 信司 * 東根作 寿英
高杉小夜子 * 麻里 万里
松木 吾郎 * 佐野 浅夫
松木 豊 * 加勢 大周
高杉 慎平 * 大沢 樹生
古沢くるみ * 田中 律子
古沢 耕造 * 西岡 徳馬


企   画 * 酒井 浩至
脚   本 * 野口 ゆかり
演   出 * 雨宮 望
チーフプロデューサー * 梅原 幹
プロデューサー * 前田 伸一郎
    * 小泉 守
音   楽 * 糸川 玲子





 風子(高橋由美子)と木の葉(菊池麻衣子)が仕事を通じ、自然食レストランで働く古沢くるみ(田中律子)と仲良くなった。くるみは、父親で、家具職人の古沢耕造(西岡徳馬)と二人暮らし。子供の頃に見たという“ホタルの森”で近々結婚したいというくるみは、その時が来たら式のプロデュースをして欲しい、と風子らに頼み込んだ。

 そんなある日、風子らは、くるみが二人の幼馴染みとの三角関係の中心にいると知った。くるみにプロポーズしているのは、軽井沢彫りの職人・松木豊(加勢大周)。だが、くるみ自身は古沢のただ一人の弟子・高杉慎平(大沢樹生)と結婚したいらしい。古沢は、くるみと慎平の結婚にはなぜか消極的。豊の父親で、古沢の修業時代の兄弟弟子・松木吾郎(佐野浅夫)は、そんな様子を見て、25年前、豊とくるみを許婚にしたはずと古沢に猛アタックを掛けた。

 くるみと慎平の結婚の意志が固いと知った風子らは、さっそくくるみが教会の近くで見たというホタルの森を探し始めた。くるみがその場所に行ったのは、慎平の母・小夜子(麻里万里)が失踪した25年前。古沢と松木が捜索に出かけた後、当時5歳だったくるみは、豊、慎平と一緒に夜の森に入り、そこでホタルの群れを見たらしいのだ。
 だが、風子らはまもなくホタルではなく古い白骨死体を発見してしまった。

 警察署長の辰子(丘みつ子)の情報によると、死体は、たとえ殺人事件であっても時効が成立してしまう20年以上前のもの。身元確認のために調査を行った警察は、死体が小夜子の可能性が大きいとの結論を出した。

 事件を解明したい風子らが注目したのは、死体と一緒に出てきたペンダントヘッドの胡桃。この胡桃に表面には、漆に似たコシアブラの樹液が塗ってあった。コシアブラを古沢が好んで使う素材だと知る風子らは、さっそく古沢にペンダントのことを質す。だが、古沢は、そのことには触れず、逆にくるみの結婚式をぜひ成功させて欲しいと頼んだ。

 まもなく、くるみにはっきりとプロポーズを断られた豊が古沢の工房に乗り込み、古沢が小夜子を殺したとぶちまけた。これに怒り、血相を変えて豊を殴りつける慎平。騒ぎは警察沙汰になったが、古沢のとりなしで慎平は釈放された。
 ところが、その翌日、風子らは、森の中の崖下で豊の転落死体を発見。警察の検死で、その体内から、少量でも摂取すると狂乱状態になるハシリドコロという野草の毒が検出されたことが分かった。殺人事件の可能性もあるとみた警察は事情聴取を行うが、くるみら関係者全員のアリバイがない。DNA鑑定で白骨死体が小夜子と確認されたが、転落変死事件の捜査は困難が予想された。

 そんな中、風子らは、くるみから例のペンダントを作ったのが父かもしれない、と告げられた。くるみと一緒に古沢に迫る風子と木の葉。追いつめられた古沢は、25年前、間違って小夜子にハシリドコロと食べさせてしまったと告白するが――。