医 室生季子(34)
『追



室生亜季子 * 浜 木綿子
浜田 警部 * 左 とん平
福井 早苗 * 美保  純
川村 春子 * 吉田日出子
田口 久平 * 平 幹二朗
福井 しず * 高林由紀子
稲   垣 * 赤塚 真人
福井 史彦 * 丹波 義隆
西川 洋子 * 未來 貴子
永井 道子 * 清水ミチコ
福井  剛 * 久野 泰助
川口 刑事 * 大場  順
八木助教授 * 筒井  巧
井上 助手 * 森 みつえ


企   画 * 酒井 浩至
原案・脚本 * 宮川 一郎
監   督 * 鷹森 立一
チーフプロデューサー * 梅原  幹
プロデューサー * 服部比佐夫
    * 桑原 秀郎
    * 島田  薫
音   楽 * 大谷 和夫





 室生医院の近くで、交通死亡事故が発生。これをたまたま目撃した亜季子(浜木綿子)は、加害者・西川洋子(未來貴子)、被害者・福井しず(高林由紀子)が共に自分の患者だと気付いた。
洋子に対する事情聴取が始まる中、しずの解剖を行った亜季子はその体内から睡眠薬を検出。母娘関係で悩んでいたしずが、「死んだほうがまし」と言っていたことから、自殺の可能性が浮上した。

 しずの家族は、娘・早苗(美保純)と娘婿の史彦(丹波義隆)の2人。早苗らは、警察の自殺説に強く異を唱えた。だが、棺が戻った福井家に保険会社の調査員・稲垣(赤塚真人)が訪れたことからすぐにその謎が解けた。
しずは5千万円の生命保険に加入していたのだが、契約年数の関係で自殺だと保険金が支払われないのだ。室生医院に、「解剖はよせ!」との脅迫電話が掛かっていたことが判明。そして、さらに、しずと早苗が本当の母娘ではないことが分かった。

 そんな折、しずの事故を自殺として処理したい稲垣が不審な男に襲われた。警察は、防犯ビデオに録画されていた映像を元に捜査を開始。だが、浜田警部(左とん平)はその映像を見てある人物を思い出した。
田口久平(平幹二朗)――浜田の幼なじみで、30年程前、一度再会したことがある男だ。浜田は、田口、2つ年下の春ちゃんという女の子と3人で遊んだ子供の頃の事を鮮やかに覚えていた。

 春ちゃんの本名が川村春子(吉田日出子)だと明らかになる中、亜季子と共に捜索を始めた浜田は、さいたま市のアパートで一人暮らしの田口を見つけた。浜田の質問に対し、田口は犯行を否認、さらに春子の行方も知らないという。そして、その犯行を確信して殴りつける浜田に対し、田口は、「守らなきゃならないものを持っているか?」という謎の言葉をつぶやいた。

 まもなく、新たな事件が発生した。しずを轢いた洋子が急死したのだ。亜季子の解剖の結果、死因は2日前に頭を強打したのが原因の脳出血と判明。だが、洋子の死が殺人なのかどうかは不明であった。

 ところが、ひょんなことから、亜季子は、大学病院に入院している春子を発見。この春子を浜田が訪ねたことから思わぬ事実が明らかになった。なんと春子は早苗の産みの母で、田口も時々見舞いに来ていたらしいのだ。
話によると、春子はその昔、福井剛(久野泰助)という男と結婚して早苗を儲けたが、早苗が2歳の時に離婚。その後、福井は早苗を連れたまま以前から付き合っていたしずと再婚し、早苗が高校生の時に死亡していたらしいのだ。

 病院側の情報によると、春子は末期がん。自然死を望む春子に、病院側はホスピスへの転院を勧め、早苗もこれに同意していた。ホスピスの入院に多額の費用が掛かると知る亜季子は、その資金が欲しい早苗が、やはり金に困っていた洋子を使ってしずを轢いたと推理するが――。