庁鑑識班(18)



中山 淳彦 * 西村 和彦
岩崎 鉄男 * 角野 卓造
剣持みさと * 藤 真利子
上原  薫 * 深浦加奈子
逢沢 葉子 * 重田千穂子
日向真理子 * 林  寛子
日向 真輔 * 三田村賢二
青島 春香 * 栗山かほり
杉浦 健司 * 奥本 東五
村上 和哉 * 小野 叶聖
大宮 秀則 * 清水 章吾
赤塚 良平 * ベンガル
津田  亘 * 小林すすむ
花井 博之 * 松永久仁彦
菊地 慎一 * 三浦 浩一
風間  均 * 加藤 隆之
沢村 * 本田博太郎
石田 * 石井 洋祐
矢吹 幸代 * 根岸 季衣


企   画 * 酒井 浩至
脚   本 * 武井 由美
    * 下村  優
監   督 * 下村  優
プロデューサー * 佐光 千尋
    * 高橋 秀明
    * 木川 康利
音   楽 * 川村 栄二





 東京の郊外で手配中の強盗傷害犯・杉浦健司(奥本東五)が逮捕された。杉浦の車を調べた中山(西村和彦)、岩崎(角野卓造)ら鑑識班は、フロント部分に人と接触した痕跡を発見。取り調べに対し、杉浦は、山道で急に飛び出してきた女をはね、そのまま逃げたと供述した。車の痕跡から、被害者が即死か重体と見られたが、事故現場にその姿が見当らない。杉浦の車に被害者を運んだ形跡はなく、本人も死体の遺棄を強く否認した。

 そんな中、付近の藪の中で、男の首吊り死体が見つかった。死亡したのは、永和医大病院の外科医・日向真輔(三田村賢二)で、近くにはタバコの吸殻や酒のボトルが散乱していた。そして、翌日、事故現場から2キロ程離れた雑木林で、毛布に包まれて埋葬されている、事故の被害者らしき女の死体が発見された。女は、一人暮らしの保険外交員・逢沢葉子(重田千穂子)。2年前、葉子の5歳になる息子・和哉(小野叶聖)が永和医大病院で死亡、その担当医が日向だったことから、2件の“事故”が期せずして結びついた。

 関係者の話によると、急な腹痛で託児所から病院に搬送された和哉は、当直だった日向の電話による指示により、処置室で鎮痛剤を投与された。担当の看護師は、日向が来るものと考えて処置室を離れ、30分程して戻ったところ和哉はすでに死亡していた、という。日向は、悲しみに暮れる葉子に「手遅れだった」と説明。葉子に追及された託児所の保育士・青島春香(栗山かほり)が自殺未遂騒ぎを起こしていた。

 日向の“自殺”に疑問を抱いた捜査陣は、火葬寸前だった遺体と当時着ていた衣服を押収して精密検査。その結果、日向の体内から、強力な麻酔作用のある薬品・ブロモホルムを検出。さらに、葉子の髪に付着していた繊維が首吊りのロープと同じだったこと、現場にあった酒のボトルに指紋を拭き取った形跡があること、葉子を埋葬した土中から『日向』と書かれたボトルキープ用の名札が見つかったことなどから、捜査陣は、日向が自殺に見せかけて殺されたと断定した。

 捜査陣の推理は、葉子が共犯者と一緒に日向を殺害し、その直後、偶然杉浦の車にはねられた、というもの。刑事たちが日向の周辺捜査に乗り出す中、中山らは遺留品の分析に全力をあげた。

 まもなく、酒のボトルに残っていた指紋が、病院の看護師長・剣持みさと(藤真利子)のものと判明。さらに、ボトルの名札が、日向の行きつけで、上原薫(深浦加奈子)という女がママをやっているスナックのものと分かった。みさとが、日向の妻・真理子(林寛子)が言っていた日向の浮気相手だとすると、共犯容疑者として浮上する。だが、みさとには、事件当時のアリバイがあった。

 ところが、そのみさとが自分の腹にナイフを突き立てて自殺を図った。幸い命を取り留めたみさとは、自分が葉子と一緒に日向を殺した、と自供するが―。