『救急指定病院7』

<出演>

小諸久美子 池上季実子
青木 菖子 角替 和枝
浜崎  保      
浜崎 響子      
浜崎  愛      
町田 靖絵      
土橋キヨノ      
小諸 大悟 下村 洋平

<スタッフ>

脚  本  渡辺 喜則
監  督  山本  厚



<あらすじ>

 小学生の息子・大悟(下村洋平)のことで、早朝、担任教諭・浜崎響子の家を訪ねた看護婦の小諸久美子は、室内で昏倒する1人の男を発見。救命処置を施すと共に、119番通報を行った。一旦停止した男の心臓は、久美子の懸命なマッサージで動き始め、担ぎ込まれた病院でようやく小康状態を取り戻した。

 男は、響子の夫で洋食店を経営する浜崎保。浜崎の店の隣で、もんじゃ焼屋をやっている土橋キヨノの話によると、浜崎家は、浜崎、響子、娘の3人家族だが、少し前、浜崎が町田靖絵という愛人を作って別居。"事件"の前夜、自宅に戻った浜崎と響子が喧嘩し、そのあと響子と愛はキヨノの家に泊まったらしい。

 浜崎に心臓病の前歴がなかったことから、専門医は今回の昏倒が外的な要因にあると診断。

 "事件"現場に居合わせた久美子の姉でルポライターの青木菖子(角替和枝)は濡れた浜崎の身体に扇風機の風が当たっていたことを思いだし、殺人未遂の可能性を考えた。

 警察の事情聴取に対し、浜崎は事件の前日、靖絵と別れ話をし、そのあと、復縁話をするため響子を訪ねた、と証言。そこで口喧嘩となり、響子は家を飛び出した、泥酔していた浜崎は、そのまま朝まで寝込んだ、という。

 幼なじみの響子と靖絵は、共に登山経験者で、濡れた身体に扇風機の風がどんなに危険かを知っていた。

 そんな折、愛と面会した浜崎が発作を起こし気絶した。心因性ストレスが原因なのだが、久美子らは浜崎の苦悩を見抜くことができない。だが、浜崎が腹部の激痛を訴えたことから、原因が明らかになった。浜崎は膵臓の末期ガンで、そのことを別の病院で告知されていたのだ。

 菖子の調査によると、響子と靖絵には共通の利害があった。浜崎が死ねば2人とも多額の生命保険金を手にすることができる。菖子は、浜崎の末期ガンを知らなかった2人が共謀する可能性が十分あるとにらむ。

 まもなく、浜崎が自身で響子と靖絵に事実関係を聞くと言い出した。立会人は、看護を通し絶対の信頼を置くようになった久美子だけ。浜崎は最後の気力を振りしぼって、2人とそれぞれ相対した。末期ガンを知らない響子らは、エゴを丸出しにして、浜崎に詰め寄る。特に靖絵は、浜崎の子を妊娠していることを明かし、別れ話をするのに、なぜ自分を保険の受取人にした、と激高した。

 だが、面会の終了後、久美子が2人に浜崎の末期ガンを告知して─。