地方記者 立花陽介(9)
『信州上田通信局』

<出演>

立花 陽介 水谷  豊
立花 久美 森口 瑤子
土   屋 岡本富士太
佐   伯 森川 正太
山浦 浩明 安藤 一夫
堀尾 リエ 鳥越 まり
根   岸 片桐 竜次
武田 刑事 金田 明夫
内山 刑事 中丸 新将

<スタッフ>

脚  本  岡本 克己
監  督  吉川 一義
プロデューサー赤司 好弘
      石川 好弘
企  画  長富 忠裕



<あらすじ>

 長野県上田市の通信局に勤める東洋新聞の記者・立花陽介(水谷豊)は、本社の社会部記者・根岸(片桐竜次)の訪問を受け、東京で発生したある変死事件の調査を頼まれた。

 事件の被害者で、路上で服毒死していたのは、商社の営業マンでパソコンを担当していた山浦浩明(安藤一夫)。山浦は事件直前、"上田でパソコン100台が売れる"と上司に話していたのだ。

 陽介は、パソコン導入の噂があった市内の私立高を訪ね、教務主任の土屋(岡本富士太)を取材。山浦を含め複数の会社からパソコンの売り込みがあった事実を確認した。

 地元の刑事・武田(金田明夫)の質問に対し、土屋は、事件当時、教え子の商店主・佐伯(森川正太)と東京にいたと証言し、ドーム球場で野球を観戦していた、と写真を見せてアリバイを主張。捜査の流れは、山浦とライバル関係にあった会社に移った。

 そのライバル会社の女性営業マン・堀尾リエ(鳥越まり)は山浦と付き合っていたらしい。山浦が死ぬ直前、小柄な女と歩いていた、との情報があり、リエに対する疑いが高まる。リエは警察から事情を聞かれたあと、姿を消していた。

 そんな折、土屋の口座に山浦から200万円の振込があった事実が判明。陽介は、土屋と佐伯の周辺を洗った。だが、少年期、土屋の世話になった佐伯は、一も二もなく土屋のアリバイを証明。山浦の会社を取材した結果、土屋に渡った200万円が、会社が出した"買収"資金だと分かった。

 やがて、陽介は、ようやく見つけたリエから、山浦と婚約していたと告げられた。仕事を通じ山浦と知り合ったリエは、最初はライバル意識むき出しだったが、次第に山浦にひかれ、争う気がなくなってしまった、という。

 土屋に対する疑いを深めた陽介は、山浦からの200万円の事を質した。だが、土屋は、勝手に振り込まれた金だから、すぐに山浦に返した、と主張。陽介の調査は完全に行き詰まった。

 ところが、その陽介に思わぬ情報が舞い込んだ。佐伯の妻が1ヶ月前に死亡していたのだが、土屋は、入院費の支払に困った佐伯のために、200万円を払い込んだのだ。

 土屋の見せたアリバイ写真を再度念入りに調べた陽介は、思わねトリックに気付く─。