盲人探偵松永礼太郎(8)
『洗脳』

<出演>   <スタッフ>
松永礼太郎 古谷 一行 脚  本 宮川 一郎
都築 一規 嶋田 久作 監  督 山本 迪夫
野田 由紀 伊藤 美紀 プロデューサー 大塚 恭司
唐沢 巡査 沢村 一間 加納 讓治
矢部 警視 ケーシー高峰 音  楽 丸谷 晴彦
サ   チ 吉野 真弓 企  画 長富 忠裕


<あらすじ>

 東京の下町・深川の周辺で、連続暴行殺人事件が発生。警視庁警視の矢部(ケーシー高峰)は、検事正のたっての要請で、アメリカ帰りの心理学者・都築一規(嶋田久作)をアドバイザーに迎え犯人を追った。

 都築は、以前、新興宗教の信者の間で発生した変死事件で、被告となった男のマインドコントロールを解き、自供させた人物。アメリカでは連続暴行殺人犯にインタビューしたこともあり、婦女暴行事件の専門家というふれ込みであった。矢部と長年コンビを組んできた盲目のマインドコーディネーター・松永礼太郎(古谷一行)は、この都築から、挑戦状とも思える電話をもらい、言葉がなかった。

 まもなく、以前から松永が相談に乗っていたAV女優・野田由紀(伊藤美紀)が携帯で松永に電話をしている際、何者かに襲われた。たまたま唐沢(沢村一間)という巡査が通りがかったことから事なきをえたが、頭を強打された由紀は、精神的なショックも重なって事件当時の事を覚えていない。

 電話口で異常に気付いた松永は、由紀の家に駆けつけて事情聴取、その直後、警視庁の依頼を受けてやってきた都築と初めて対面した。

 都築が始めた由紀の心理分析に立ち合った松永は、そのやり方に首をひねった。都築は、医師免許がないにもかかわらず、松永の目が見えないのをいいことに注射を打とうとし、さらに催眠術を使ったのだ。

 事情を聞いた矢部の推理によると、かつて宗教絡みの事件で信者を自供させた手法も催眠術を使った洗脳。矢部はm暴行殺人に対する思い入れが強い都築に異常性を感じるという。

 そんな中、由紀との電話の中で聞こえた三味線の音をたよりに調査を進めた松永は、事件当時、現場近くに都築のものらしい車が停まっていたことを突き止めた。矢部に勧められて都築の論文を読んだ松永は、暴行殺人犯を自分の分身のように扱う異常性に愕然。やがて、都築を指導した大学教授から、都築が連続暴行殺人事件の現場近くで、倉庫会社を経営していると知った。

 そんな折、巡査の唐沢から、都築が自宅に戻った由紀を連れ去った、との連絡が入った。都築が由紀を自分の倉庫に連れ込んだとにらんだ松永は、唐沢に倉庫の場所を連絡する一方で、盲導犬メリアを連れて出動した。