警視庁鑑識班4

<出演>
  <スタッフ>
中山 淳彦 西村 和彦 脚  本 坂田 義和
岩崎 鉄男 角野 卓造 監  督 下村  優
大宮 秀則 清水 章吾 プロデューサー 佐光 千尋
菊地 慎一 三浦 浩一 木川 康利
青柳 浩平 北山 雅康 音  楽 川村 栄二
沢   村 本多博太郎 企  画 長富 忠裕
石   田 石井 洋祐
矢吹 幸代 根岸 季衣
今関 圭子 毬谷 友子
今関 汰市 新原 和丸
武山 貞夫 佐々木勝彦
小幡 博行 不破 万作


<あらすじ>

 東京・下町の邸宅で惨殺事件が発生した。殺されたのは家の主で都議会議員の今関汰市(新原和丸)。直ちに出動した警視庁現場鑑識班の中山(西村和彦)、岩崎(角野卓造)らは、犯行が行われた二階寝室、庭などを調査。まもなく、刑事の取り調べを受けた今関の妻・圭子(毬谷友子)が犯行を自供した。

 中山ら鑑識班は、圭子の供述通り、川の中に投棄してあった凶器のカッターナイフを回収し、事件は解決した。

 ところが、程なく始まった第1回公判の罪状認否で圭子は犯行を否認。自供が強制的な取り調べの結果だと陳述して、無実を主張した。

 検察側は回収したカッターナイフから血痕を検出していなかったが、川の水に流されたものとみて証拠として採用。これを最大の寄り所に起訴に踏み切っていた。

 だが、被告側の弁護人・小幡(不破万作)は、検察側の目撃証言、物証などにことごとく反撃を加え、カッターナイフに関しても、科学捜査研究所の技官を証言台に立たせ、物証となりえないことを論証してしまった。

 自供を引き出した刑事の感触によると、圭子のクロは間違いない。今関の死で、圭子は10億円を超える遺産を手に入れることができる。中山、岩崎ら鑑識班の面々は、圭子が物証を逆手に挑戦してきたとみて、新たな物証探しに全力をあげた。

 中山が着目したのは、圭子のスニーカーに付着していた墓地のものと思しき土であった。鑑識班は、圭子が本物の凶器を寺に隠したとみて付近を当たるが、土の成分がまるで一致しない。

 そんな中、圭子が幼い頃両親を亡くしていたと知った中山は、圭子の実家の墓を訪ね、思わぬ話を聞き込んだ。その昔、会社を経営していた圭子の父はパクリ屋の手形詐欺に会い、圭子1人を残し、妻と自殺していたのだ。

 このパクリ屋"佐藤一郎"の名刺を圭子の部屋で見つけた中山は直ちに指紋を検査。圭子の両親を自殺に追い込んだパクリ屋が実は今関だったことを突きとめた。両親が自殺した当時、圭子は11歳。親の仇の顔を覚えていた佳子は、都議会議員に立候補していた今関のポスターを見て、その選挙事務所に立ち寄り、取り入ったようであった。

 まもなく、今関邸内を再び調べた中山らは、戦闘機のプラモデルの垂直尾翼にハメ込まれていたカッターナイフの刃を発見して─。