転勤判事2

<出演>
  <スタッフ>
二宮 純子 渡辺えり子 脚  本 渡辺 義則
二宮ふたば 渡辺美佐子 監  督 増田 天平
高杉  保 高橋 長英 プロデューサー 伊藤 祥二
神崎 美香 中川 安奈 赤司 学文
浜岡千恵美 山下容莉枝 石川 好弘
三沢 一枝 松本 留美 法律監修 高山 俊吉
浜岡 浩一 越村 公一 音  楽 福井  峻
坂上 燎平 鈴木 浩介 企  画 長富 忠裕
奥寺  康 草薙 良一
玉井 幸代 水木かおる


<あらすじ>

 鬼怒川が近い山あいの道路で、夫婦連れを狙った殺傷事件が発生。宇都宮地裁に転勤した判事の二宮純子(渡辺えりこ)は、1ヶ月後、検察の公訴を受け、公判を担当することになった。

 事件は、帰宅途中の税理士・浜岡浩一(越村公一)と妻・千恵美(山下容莉枝)が坂上燎平(鈴木浩介)という男に金槌で襲われ、浜岡が死亡、千恵美は全治2週間の負傷をしたというもので、坂本は警察の取り調べで犯行を自供していた。

 ところが、第一回公判の罪状認否で、坂上は無罪を主張。順風と思われた裁判が、一転波瀾含みの様相となった。

 検察側が坂上を犯人と断定した理由は、坂上が寝泊まりしていた現場近くの炭焼き小屋に被害者の車に積んであった自転車があったこと、坂上の指紋が付着した財布が発見されたことなどが主なもの。そして、事件の前後に現場近くで坂上を目撃したという人物もいた。

 千恵美は、小用をたそうと林に入った際に夫の絶叫を聞き、急いで戻ったところ自分も襲われたと証言。犯人の顔は見ていないという。

 公判のない日、義母のふたば(渡辺美佐子)と現場付近をドライブした純子は、とあるドライブインで興味深い話を聞きつけた。そこは浜岡夫妻が事件の直前に立ち寄った場所で、千恵美はトイレに入っていた。そして、誰かと電話をした浜岡は、千恵美の手を掴み、引きずるように出ていったらしいのだ。

 しばらくして、純子は、ふたばから思わぬ話を聞き込んだ。短歌が趣味のふたばは、地元の同人誌を見たのがきっかけで、千恵美の姉・三沢一枝(松本留美)が、夫が妻に暴力をふるう家庭内暴力を歌にしていたことを知ったのだ。事件直後、千恵美を手術した医師の所見によると、その体には多数のアザがあった。つまり、一枝が浜岡から受ける暴力の話を千恵美から聞き、それを歌にした可能性が十分にあった。

 純子は、部長判事の高杉(高杉長英)と、同僚の判事・神崎美香(中川安奈)に、千恵美を真犯人とする推理を示した。しかし、千恵美は、女の命ともいうべき顔に傷を作っていたことから、この話は受け入れられない。

 まもなく行われた現場検証で目撃証言が誤りだったと判明、裁判は混迷の度を深めた。

 そんな中、浜岡の自転車に朱肉がついていたことを思い出した純子は、一枝が色紙などの篆刻印で朱肉を使っていると気付き、一枝が共犯ではないかとにらんだ。