弁護士 朝日岳之助(11)
『悔恨』

<出演>
  <スタッフ>
朝日岳之助 小林 桂樹 原  作 姉小路 祐
花木 理恵 黒田 福美 脚  本 峯尾 基三
朝日 達也 薬丸 裕英 監  督 杉村 六郎
奥村 昭太 なべやかん プロデューサー 大塚 恭司
大杉 直人 斎藤陽一郎 平松 弘至
吉竹 敏雄 上杉 祥三 企  画 長富 忠裕
岸本 玲子 滝沢 涼子
久松健一郎 米山 善吉
佐久間孝史 浅野 知之
進藤 宏明 高橋 克実
岸本 浩也 森野 晶洋


<あらすじ>

 弁護士の朝日岳之助(小林桂樹)と花木理恵(黒田福美)が、殺人容疑で起訴された若手お笑いコンビの1人・奥村昭太(なべやかん)の弁護をすることになった。

 事件の被害者は、昭太と相棒・大杉直人(斎藤陽一郎)が所属する芸能プロの社長・久松健一郎(米山善吉)で、現場は久松宅の1階居間。警察と検察は、遺留指紋、目撃証言、本人の自供などから、昭太の逮捕・起訴に踏み切っていた。

 検察は、昭太の掌にあった擦過傷が凶器の電気コードを握った際の痕跡だと主張。また、昭太から自供を引き出した担当刑事・吉武敏雄(上杉祥三)を証人として召喚し万全の構え。加えて、昭太と直人がかつて収容されていた少年院から脱走していた過去も明らかになり、昭太の立場は一層悪くなった。

 昭太の話によると、事件の当夜、『マルガリータ』というクラブで久松と酒を飲み、その後、意識不明になった、とのこと。吉武に取り調べられた昭太は、何も分からぬまま自供に追い込まれた、という。

 昭太の言葉を信じた朝日らは、凶器となった電気コードの出所に疑問を抱いたこともあり、久松の周辺を徹底調査。程なく、15年前に志賀高原で発生した殺人事件に突き当たった。

 久松には、岸本玲子(滝沢涼子)という婚約者がいた。15年前の事件の被害者はこの玲子の兄・岸本浩也(森野晶洋)。玲子は、兄の命日に事件現場に生け花を手向けていた久松と会い、高校時代からの兄の友達だと聞いて、付き合い始めたのだ。

 事件発生当時、久松は別の友達3人と現場近くのロッジに泊まっていた。この友達3人の写真を見た朝日らは、その中に昭太を自供に追い込んだ若き日の吉武がいると知り、ア然。岸本の事件が今年の3月17日に事項を迎えると知った朝日は、久松殺しのルーツが岸本の事件にあると確信した。

 朝日の推理によると、岸本を殺したのは、久松、吉武ら4人。ところが、時効が迫る中、玲子と結婚することになった久松は、罪悪感に苛まれて自首を決意。これを知った吉武らに口を封じられたというわけだ。

 まもなく『マルガリータ』のオーナーが吉武の仲間の1人・進藤宏明(高橋克実)と判明。久松の事件当夜、店にいた進藤が、昭太に睡眠薬を盛った可能性が大きくなった。

 久松の家を再度調べた朝日らは、現場の1階ではなく2階で思わぬ証拠を発見して─。