わが町X

<出演>
  <スタッフ>
森田 吾郎 渡辺  謙 原  作 エド・マクベイン
有森 也実 (87分署シリーズ『死が二人を』より)
鳴海 成巳 蟹江 敬三 脚  本 鎌田 敏夫
栗山 隼人 川野 太郎 監  督 吉川 一義
綿貫  勝 松井 範雄 プロデューサー 赤司 学文
黒土 朝男 佐藤 B作 石川 好弘
向井 春雄 平田  満 企  画 長富 忠裕
坂東 清文 勝部 演之
小林 若菜 長谷川真弓
富川 光俊 井上 智之
神島 雄一 円谷  浩
石崎 京子 麻生 侑里
小林 ノブ 春川ますみ
小林 トシ 橋本 菊子


<あらすじ>

 吾郎(渡辺謙)の妻・繭(有森也実)の妹で長らく姿を見せなかった若菜(長谷川真弓)が突然実家に戻り結婚すると宣言した。相手は、元アメフトの全日本選手で、現在小さな町工場を経営している富川光俊(井上智之)。ところが、吾郎は、若菜の話を聞くうち、富川が死亡した人間の名で毒グモを送り付けられるイヤガラセを受けていると知った。

 その人物とは、富川の大学時代のチームメイトで練習中突然死した立花。富川は当時エースだった、立花の死を境に運が向き、ついには全日本チームで活躍するまでになっていたのだ。

 他のチームメイトたちに会った吾郎は、富川が立花の突然死の"犯人"だ、とする空気があることに気付いた。特に神島(円谷浩)は、富川が当時、立花の恋人だった製薬会社の研究員・石崎京子(麻生侑里)と会っていた、との目撃情報を得た吾郎は、すぐさま富川に事実関係を問い質した。しかし、以前、刑事に不当な取り調べを受けた経験がある富川は、吾郎に心を開こうとはしなかった。

 まもなく、2人は教会で挙式。その際、若菜が何物かに襲われかけたことから、吾郎は警戒を強めた。次の披露宴は球場の広いグラウンドに場所を移して行われるのだ。披露宴に出席するという名目で鳴海(蟹江敬三)と黒土(佐藤B作)を呼んだ吾郎は、電工掲示板に現れた『結婚おめでとう。立花』という文字に思わず緊張した。

 そして、吾郎の予想通り、事件が発生した。神島が地下通路で毒殺されたのだ。

 吾郎、鳴海らは直ちに応援を要請する一方で、スタジアムに来ていた全員を足止めし、関係者の事情聴取を始めた。

 そんな中、容疑者として吾郎に監禁された富川は、現場から消えた京子こそ犯人だと断言し、自分に追跡させてほしいと頼み込んだ。京子は立花に関する秘密を知っているらしく、富川は死を決意している京子をなんとか生きたまま連れて帰りたい、という。

 吾郎は、刑事としての立ち場もあったが、義弟になった富川の言葉を信じようと決意、独断で富川に京子を追跡させた。

 署に戻った吾郎は、同僚の冷たい視線を浴びながら、富川からの連絡を待って─。