身辺警護

<出演>
  <スタッフ>
望月 四郎 勝野  洋 脚  本 奥村 俊雄
中原 涼子 伊藤  蘭 監  督 山本  厚
矢野 和弘 塩谷  俊 プロデューサー 服部比佐夫
矢野 勝男 田中 正彦 宮城 二郎
本田 太郎 小西 博之 企  画 長富 忠裕
内藤 洋介 勝村 政信
松井 弓子 畠山 明子
沢口 幹夫 北村総一朗


<あらすじ>

 警視庁刑事部所属の身辺警護官・望月四郎(勝野洋)がガードを命じられた相手は、中原涼子(伊藤蘭)という高級ブティックの経営者であった。涼子は、3年前、1等地にいきなり店を開いて大成功、その後、マスコミで大きく取り上げられている人物。この涼子が最近刑務所を仮出所した矢野和弘(塩谷俊)に襲われ、"お前を殺す"と予告されたのだ。

 保護監察司の話によると、仮出所中に起こした殺人未遂事件ということで、矢野が捕まれば残りの人生はほとんど"塀の中"。望月は、矢野が涼子に強い恨みを抱いていると察知し、その過去を当たり始めた。

 矢野と涼子の関わりは8年前に遡った。当時、兄の勝男(田中正彦)とスーパーに押し入った矢野は、金庫を開けたものの空だったため、。駆けつけた警備員を刺殺して逃亡。揉み合った際のケガで、途中、勝男も死亡していた。涼子は二手に分かれて逃げた矢野らが落ち合うのを目撃、そのことで裁判で証言していたのだ。

 望月は3人の部下と共に涼子のガードを始めた。矢野の捜査を担当したのは所轄の沢口刑事(北村総一朗)ら。望月は、当初、矢野の単なる逆恨みと見ていた。だが、事件当時の状況、矢野が拳銃を入手したらしいとの情報を分析し、今回の矢野の狙いが別の所にあるのではないかと考えた。矢野の友人の話によると、仮出所後の矢野が涼子を強請ろうとしたフシがあるのだ。

 望月は、8年前の事件の後、それまで貧乏だった涼子が急にパリに旅立ち、パトロンもいないのに店を開いている事実に着目。その資金の出所に、今回の事件を解明する鍵が隠されているとにらんだ。

 当時、矢野兄弟が押し入ったスーパーの社長は、金庫から何も盗られていない、と証言していた。だが、もし、矢野らが、スーパー側が公にできない金を奪い、それを涼子が横取りしたと仮定すると全てのつじつまが合う。

 まもなく、経営難で苦しむ涼子が、店の浮沈を賭け、ホテルで即売会を開くことになった。そして、その当日、警戒線を突破した矢野は、会場内に潜入、涼子に掴みかかって客の前で全てブチまけた─。