検事 霧島三郎5

<出演>
  <スタッフ>
霧島 三郎 北大路欣也 原  作 高木 彬光
霧島 恭子 黒田 福美 (『検事・霧島三郎』光文社刊より)
北山泉一郎 三浦 洋一 脚  本 峯尾 基三
北山 宏美 遠藤真理子 監  督 鈴木  元
紺野佐知子 中島ゆたか プロデューサー 田辺 昌一
紺野 俊作 並樹 史朗 加藤 教夫
飯沢 一男 赤星昇一郎 音  楽 糸川 玲子
企  画 長富 忠裕


<あらすじ>

 都内のマンションで殺人事件が発生。被害者の名を聞いた地検検事・霧島三郎(北大路欣也) は、ア然となった。首を絞められ殺されたのは、"反権力"が売り物の有名弁護士店北山泉一郎(三浦洋一)の妻・宏美(遠藤真理子)だったからだ。

 霧島は、事件発生当時、現場を見渡せる向のマンションで窃盗事件が発生していたことに着目。その手口から名の上がった窃盗犯・飯沢(赤星昇一郎)が宏美殺しを目撃していたのではないかとみて直ちに手配した。

 警察の調査によると、宏美はスポーツクラブで働く水橋(伊集院八朗)と不倫関係にあり、そのことを北山は知っている。だが、北山は事件当時人間ドックに入っており、アリバイは完璧であった。

 まもなく、飯沢が捕まり、霧島の読み通り"犯人を目撃した"と供述した。警察は、現場に落ちていた人工毛髪から600人ほどの利用者をリストアップしていた。さっそく飯沢に面通しさせた結果、紺野俊作というクッキングスクールの役員が浮上。"コソドロ"の飯沢は、この紺野こそ宏美殺しの真犯人だと言い切った。

 紺野は、妻で理事長の佐知子(中島ゆたか)、ロスに留学中の娘・亮子との3人家族。霧島は直ちに紺野と宏美の接点を探すよう警察に指示、北山にも紺野のことを問い質した。だが、仕事上も、個人的にも紺野と宏美の接点はなし。つまり、紺野が宏美を殺す動機がないことが明らかになったのだ。

 そんな中、伊豆で紺野の服毒変死体が見つかった。遺留品を調べた霧島は、事件が巧妙に仕組まれた殺人で、現場が東京都内だと断定。紺野の手帳を綿密に分析した結果、紺野と北山が二泊三日の人間ドックで同室だったことを突き止めた。

 捜査陣内に、宏美の不倫を憎んだ北山が紺野に殺人を依頼したのでは、との意見が出た。しかし、幸せな紺野が殺人を引き受ける理由は全くない。北山が借名口座を使ってのインサイダー取引で多額の収益を得ていたことが判明。検察サイドの捜査を知った北山は猛反撃を開始した。

 折も折、紺野の金庫から見つかった資料から、ロスに在学中の娘が紺野の実子でなかったことが判明。紺野自身、その事実を最近知ったことが分った。

 霧島は、人間ドックで知り合った北山と紺野が互いの妻を狙って、交換殺人を計画したと推理。必死でその証拠探しに乗り出した。