警視庁鑑識班5

<出演>
  <スタッフ>
中山 淳彦 西村 和彦 脚  本 坂田 義和
岩崎 鉄男 角野 卓造 監  督 下村  優
江島 有三 岸部 一徳 プロデューサー 佐光 千尋
江島 光江 松本 留美 木川 康利
江島 智子 増田 未亜 音  楽 川村 栄二
江島 祐一 利倉 大輔 企  画 長富 忠裕
池沢 昭子 清水ひとみ
益田 秀夫 榊  英雄
益田 篤子 児玉美智子
大宮管理官 清水 章吾
緑川 主任 本城丸 裕
菊地 警部 三浦 浩一
青柳 刑事 北山 雅康


<あらすじ>

 都内で連続して通り魔事件が発生する中、下町・月島のマンションで飛び降りの変死体が見つかった。死亡したのは17歳の高校2年生・江島祐一(利倉大輔)。現場の屋上には、ワープロで書かれた遺書らしきものがあったが、遺体の位置関係から他殺の線もあると判明。警視庁の捜査陣は直ちに捜査に乗り出した。

 祐一は、父・江島有三(岸部一徳)、母・光江(松本留美)、姉・智子(益田未亜)との4人家族。事件当時、江島は都心のビジネスホテルに、光江と智子は、それぞれ自分のアパートにいたと主張していた。

 祐一の学校、近所での評判は上々だった。だが、江島の自宅を調べた鑑識班の中山、岩崎らは、ちょっと妙な部屋の雰囲気に首をかしげた。台所には包丁が1本もなく、流しなども最近使われた形跡がない。そして、リビングからは小さな血痕、細かいガラス片が採取されていた。

 ベランダを調べた中山らは、遺書から祐一の掌紋が検出されなかったことなどを含めて、事件を他殺と断定。祐一の交友関係を中心に捜査の範囲が広げられた。

 捜査陣が目を付けたのは、祐一を時々恐喝していたらしい不良少年の3人組。しかし、祐一が落されたベランダ付近からは、この3人の指紋が見つかっていない。

 まもなく、血痕の血液型を調べた中山らは、それが光江のものと確認。江島家内で家庭内暴力があった可能性を考えた。

 捜査陣の質問に重い口を開いた江島、光江、智子、は4年前、江島の浮気が原因で家庭内の人間関係が崩壊。その中で、祐一の家庭内暴力が始まったと告白。光江は、祐一殺しの犯人が江島だと言い切った。

 事件当時、ホテルにいたという江島だが、地下の駐車場を抜ければ、十分に犯行は可能。だが、捜査陣の追及に対し、江島は犯行を否認。江島が祐一のためにコンサートチケットを買ってやったと知った中山らは、その供述態度などから、真犯人が別にいるのではないかと考えた。

 そんな折、連続通り魔が現行犯逮捕され、江島家の隣に住む浪人生の益田秀夫(榊英雄)と分った。益田は、不良3人組に脅されていた祐一を助けた人物として捜査陣も話を聞いたことがある。

捜査陣は、通り魔の犯行を偶然祐一に目撃された益田が口封じのために犯行を行ったと推理。その物証を探し始めた。

 中山が着目したのは、祐一が事件当日、光江のために買ったと思われるジュウシマツ。この鳥の羽が益田に付いていれば完全な物証になるのだ。中山は直ちに益田の部屋、衣類などを調べて─。