飛騨高山通信局

<出演>
  <スタッフ>
立花 陽介 水谷  豊 脚  本 岡本 克己
立花 久美 森口 瑤子 監  督 吉川 一義
根岸 隆一 片桐 竜次 チーフプロデューサー 重松  修
西村 刑事 佐藤 B作 プロデューサー 赤司 学文
川合 百合 藤吉久美子 石川 好弘
定行 田中 隆三 企  画 長富 忠裕
美幸 石渡 三貴
織田ひろ子 須部 浩美
白井 満雄 立川 三貴


<あらすじ>
 飛騨高山の林道沿いで殺人事件が発生。地元通信局に赴任していた陽介(水谷豊)はさっそく取材を開始した。

 殺されたのは、東京四ッ谷のバーのママ・織田ひろ子(須部浩美)。現場には、江戸中期の仏師・円空の仏像をモデルにしたと見られるキーホルダーが落ちていた。東京本社の記者・根岸(片桐竜次)の報告によると、ひろ子は多額の借金を抱え、白井(立川三貴)という取り立て屋に追われていた。

 担当の刑事・西村(佐藤B作)は、事件の4日前、ひろ子と白井が揉めていたと知り、手配。まもなく、市内の料理店にいた白井を拘束した。取り調べに対し、白井はひろ子を追って高山にきただけ、と犯行を否認。ひろ子が"郷里に貸しのある奴がいる"と話していたことが明らかになった。

 ひろ子の故里は高山の北西部にある古川。20年前、ピンクレディが好きだったひろ子は、高校卒業後、名古屋で一時モデルをやり、芸能界入りを目ざして上京していた。

 そんな中、偶然、ひろ子の高校時代の記念写真を目にした久美は、同じ版画教室に通う川井百合(藤吉久美子)が写っていることに気付いた。百合は、名古屋の広告代理店に勤務する夫・定行(田中隆三)と娘(石渡美貴)の3人家族。以前モデルをしていた百合は、それが縁で定行と結婚していた。

 陽介は、この百合が、ひろ子のピンクレディごっこの相手だったと知り、事件との関わりを感じ取った。

 しばらくして、白井の首吊り死体がひろ子の事件現場でみつかった。捜査陣は、ひろ子を殺した白井が自責の念にかられて自殺した、との結論を出す。だが、白井が自殺するタマではないとみた陽介と西村は、真犯人が別にいる、とにらんだ。

 上京して取材を進めた陽介は、ひろ子と百合が名古屋でモデルをやっていた頃の興味深い話を聞き込んだ。ひろ子らはあるオーディションで最後の2人に残った。だが、野心を抱くひろ子は、決定の前に、東京に行こうと百合を誘った。駅で待ち合わせたものの、百合は現れず、ひろ子は1人で上京。その後、芽が出なかったひろ子は、水商売を始めて借金を抱え込んでいた。一方、百合は、オーディションの仕事を受け、そのまま幸せな家庭を作ったらしいのだ。

 陽介は、ひろ子が勝手な論理で百合を逆恨みしていた、と察知、百合こそ事件解決の鍵を握る人物だと見た。

 まもなく、百合がホテルの白井の部屋に1人で入ったことが判明。西村は百合を追及するが─。