救急指定病院9

<出演>
  <スタッフ>
小諸久美子 池上季実子 脚  本 渡辺 善則
青木 菖子 角替 和枝 監  督 真船  匡
星  美鈴 早勢 美里 チーフプロデューサー 重松  修
矢吹真由美 勇  静華 プロデューサー 伊藤 祥二
星  昭代 赤座美代子 藤田 裕一
三枝  隆 下條アトム 代情 明彦
堂本 泰造 浜田  晃 企  画 長富 忠裕
笠原 克明 佐藤 和久
津山 刑事 楠見彰太郎
安井 刑事 土屋 良太
小諸 大悟 下村 洋平
中辻 婦長 野川由美子


<あらすじ>
 久美子(池上季実子)の元に、ボイスチェンジャーを使った人物から、准看護婦・星美鈴(早勢美里)の私生活の乱れを指摘する電話が入った。美鈴は、会津若松の高校を卒業した後、看護婦になった久美子の部下。そのアパートを訪ねた久美子は、美鈴が何かの事情でキャバクラのバイトをしている、と知った。電話の一件を聞いた美鈴は、"卑怯者"とつぶやいたものの、詳しい理由を明かそうとはしなかった。

 その美鈴が、翌日、頭部外傷で救急処置室に担ぎ込まれた。久美子らは、美鈴に懸命の処置を施すが停止していた心臓が再び動き出すことはなかった。美鈴は首を絞められた後、頭をコンクリート柱にぶつけられており、着ていたコートの下は下着だけというかっこう。売春絡みとみる扇情的なニュースが流れる中、久美子は可愛い部下の汚名を潔ぐため、真相の究明に乗り出した。

 親友の刑事・津山(楠見彰太郎)の話によると、犯人は顔見知り。菖子(角替和枝)の調査から、美鈴が店外デートにも積極的に応じる人気ホステスだっという別の顔が明らかになった。

 だが、調査を進めるうち、美鈴がキャバクラの客とは全て清い交際だったと判明。美鈴に言い寄っていた商社マンも、事件当時のアリバイが確認された。久美子は、美鈴に気があった患者の笹原(佐藤和久)から、美鈴が何かの借金返済のための夜のバイトをしていたと聞き、このあたりに事件解決の鍵が隠されているとにらんだ。

 美鈴の過去については、高校時代からの友人で、同じ准看護婦の矢吹真由美(勇静華)が詳しかった。父親を早く亡くした美鈴は、高校の担任・三枝隆(下條アトム)や、看護学校の教授・堂本泰造(浜田晃)らに可愛いがられながら看護婦への道を歩んだ。そして、美鈴が正看護婦の試験に合格しながらも、再婚まもない母・昭代(赤座美代子)への気兼ねから、学費免除になる准看護婦を選んでいたことも分った。

 だが、会津若松に行って調べた久美子は、ある仕組みを思い出した。准看護学校の場合、卒業後、地元で働けば学費免除になるのだが、地元以外の場所で看護婦になった場合、100万円程の奨学金の返還を求められるのだ。

 美鈴が、当時、母・昭代から金を借りていないと知った久美子は、その金を貸した人物こそ犯人だとにらんだ。

 久美子と菖子が真っ先に思い浮かべたのは、その頃、プレイボーイの噂が絶えなかった堂本。だが、美鈴の部屋にあったスーツを手係に調べた久美子は、朴訥そうな高校教師・三枝にたどりついた─。