女監察医 室生亜季子(25)
死亡推定時刻

<出演>
  <スタッフ>
室生亜季子 浜 木綿子 脚  本 宮川 一郎
浜田 警部 左 とん平 監  督 鷹森 立一
小山 朋子 山田まりや チーフプロデューサー 重松  修
川上 悦子 山口 果林 プロデューサー 桑原 秀郎
松井 早苗 佳那 晃子 島田  薫
山崎 芳子 赤座美代子 企  画 長富 忠裕
松井  茂 工藤 俊作    
岡本 健三 立川 三貴    
岡本 文代 真識 由季    
南  所長 伊藤 俊人    
沼  尾 加藤 雄二    


<あらすじ>
 川越市内のマンションで男の絞殺死体が発見された。被害者は、レコード店社長・松井茂(工藤俊作)、40歳。酒癖がきわめて悪く、金に汚かった松井には敵が多く、妻・早苗とも離婚寸前の別居状態。警察は、この早苗と、松井所有のアパートの住人でトラブルを起こしていた沼尾(加藤雄二)に的を絞り捜査を進めた。

 遺体の解剖を行った亜季子は、腐敗の状況と直腸内体温の高さに首をひねっていた。腐敗の状況から見ると間違いなく死後2日。ところが、直腸内温度の高さが死後1日の高さなのだ。

 松井と顔見知りの所長・南(伊藤俊人)は、沼尾のことについての相談を受けていたこともあり、“死後1日”で捜査するよう指示。浜田警部の反対にもかかわらず、アリバイのない沼尾への重点捜査が進められる風向き。

 だが、現場を調査した亜季子は、部屋のレースのカーテンが日光の温度を蓄積し、これが死体の体温を上げていたと知り、死後2日と断定。沼尾が、事件当日、北海道に行っていたことから、犯人の可能性はなくなった。

 ここで亜季子と浜田が注目したのは、現場にやってきた早苗と、早苗のアリバイを証言したフリーの編集者の川上悦子(山口果林)だった。早苗が、事件当日、松井と会っていた、との目撃証言を得た浜田はさっそく事情聴取。早苗は、離婚届をめぐる混乱から松井を殺した、とあっさり犯行を自供した。

 事件は一件落着と思われたが、亜季子の疑問はまだ残っていた。絞殺された松井の首には、早苗が供述するスカーフの跡のほか、もう1種類、細いヒモの条痕があったのだ。悦子はヤリ手の弁護を立てて早苗の無実を主張する構え。浜田はさらなる捜査を要求され焦り始めた。

 そんな中、亜季子は、早苗と悦子が協力して松井を絞殺した、と推理。悦子がもっていた写真の人物・岡本(立川三貴)が事件に絡んでいる、とにらんだ。岡本は、亜季子も知る幻のギタリストで、死亡したと伝えられている人物。悦子の話によると、岡本は悦子の夫だったらしい。

 まもなく、早苗と悦子の共通の友達で、現場にも姿を見せた山崎芳子(赤座美代子)の他殺死体が発見された。芳子のポケットには岡本のCDが入っており、松井殺しとの関わりは明らか。

 亜季子と浜田は、1年程前、松井、芳子を含めた事件関係者が参加した伊豆旅行に、事件の謎を解くカギが隠されているとにらんだ。