地方記者 立花陽介(13)
「日光今市通信局」

<出演>
  <スタッフ>
立花 陽介 水谷 豊 脚  本 岡本 克巳
   久美 森口 瑶子 監  督 吉川 一義
林田 弓子 左  時枝 チーフプロデューサー 重松  修
佐山 広志 竹本 孝之 プロデューサー 赤司 学文
吉村 萠 今村 恵子 石川 好弘
浅川 和也 清水 章吾 音  楽 福井 峻
島本 精一 手塚 秀彰 企  画 長富 忠裕
北原 刑事 松井 範雄    
根岸 隆一 片桐 辰次    


<あらすじ>
 観光地・日光に隣接する栃木県今市の通信局に移った立花陽介が、着任後1ヶ月程して変死事件に遭遇した。死亡したのは大手コンビニチェーンの企画課長・島本精一(手塚秀彰)で、死体発見現場は、竜頭の滝の下の川岸。担当刑事・北原(松井範雄)の様子などから殺しだと直感した陽介は、直ちに周辺取材を開始した。

東京本社にいる親友・根岸の情報によると、日本各地にチェーンの店舗を拡張していくのが島本の仕事。最近、日光に大型店舗の出店を計画していた島本は、事件の前の晩、中禅寺湖畔の旅館に泊まり、その際ロビーで1人の男と会っていたらしい。

まもなく、この人物が市内でインテリア店を経営する佐山広志だと知った陽介は、ア然となった。佐山は1ヶ月程前、日光のフォトコンテストで受賞。陽介はこの作品を地方版紙面に載せたことがあったのだ。警察が事情聴取を始める中、その人柄を知る陽介は佐山のシロを確信した。幼い頃、母と生き別れた佐山は、その後必死で頑張り、近々店の従業員・吉村萠(今村恵子)と結婚することになっていた。

まもなく、警察の取り調べから解放された佐山が興味深い話を明かした。佐山は、写真撮影で浅川というゼネコンの社員と知り合い、生き別れの母の写真を見せ、生い立ちを話すほど仲良くなった。島本の仕事はこの浅川経由で佐山に入ったものだったのだ。だが、佐山が島本に1千万円の工作資金を融通したことで、トラブルが起きたらしい。

その頃、陽介の取材を手伝っていた久美は、ひょんなことから佐山の母・林田弓子を探し出していた。佐山の写真が新聞に掲載された直後、1人の中年女性が通信局に訪ねてきた。この女性は名前を明かさなかったが、久美は持ってきた手土産から仕事場を捜し当て、佐山の母親と確認したのだ。

弓子の話によると、反戦運動が盛んだった昭和44年、大学生と同棲して佐山を妊娠。その後、出産したものの相手が認知しなかったことから、家族の勧めで里子に出した、という。陽介と久美は、萠の協力で佐山と弓子を再会させるが、佐山は反発して和解することができなかった。

島本の事件を追う北原は、佐山に次いで浅川の周辺捜査を進めていた。佐山に融通した金の一件を抗議された浅川は、佐山に島本を紹介した手前困り果てていたようなのだ。

ところが、佐山と浅川が金のことで言い争いになった次の日、今度は浅川の変死体が発見された。