当番弁護士8

<出演>
  <スタッフ>
梶原 藤子 坂口 良子 原  案 小杉 健治
園井 道夫 小野寺 昭 脚  本 石松 愛弘
祖父江和代 平  淑恵 監  督 南部 英夫
祖父江太吉 すま けい チーフプロデューサー 佐藤  敦
祖父江耕二 下条アトム プロデューサー 前田伸一郎
北原 桐子 津山登志子 磯田 啓二
祖父江勝江 三条 美紀 大西 悦子
北尾 秀行 南條  豊 音  楽 大谷 和夫
北尾めぐみ 鈴木 優子 企  画 酒井 浩至
相川 圭介 高見  周    
小沢 牧子 倉田 恭子    


<あらすじ>
 寝たきりの妻を夫が殺害する事件が発生。その夫の名が祖父江太吉だと知った弁護士・梶原藤子は、慌てて警察に駆けつけた。藤子は、太吉とはほんの数日前、ささいな事件で顔見知りになったばかりだったのだ。

 被害者・勝江の首には両手で絞めた痕跡があったが、直接の死因は後頭部の外傷。養子の太吉は、勝江がわがまま放題で家族に迷惑をかけたから殺した、と自供したものの、犯行当時の話はあいまい。警察は、太吉に痴呆の症状が出ていたと知り、解決は早いと見た。

 クリーニング店を経営している祖父江家の家族は、太吉、勝江の他、長男の嫁で未亡人の和代、次男で実際の経営者の耕二の4人。また、太吉夫婦には開業医・北尾(南条豊)に嫁いだ娘・桐子がおり、この2人には一粒種のめぐみ(鈴木優子)がいる。

 太吉の右腕が不自由だと知る藤子は、勝江の首にあった痕跡に不自由さを感じ、事件に別の側面があるのではないか、と考えた。

 家族の話を聞くうち、藤子は、和代が祖父江家の財産を狙っていた、という桐子の証言に興味を抱いた。太吉がお気に入りの和代は、祖父江家の“主婦”。その和代がいつも勝江と口喧嘩をしていたというのだ。しかし、藤子の質問に対し、和代は勝江を介護するうち、感謝の言葉をかけてもらうようにまでなった、と反論する。

 そんな中、勝江の遺産相続を急ぐ桐子の裏事情が明らかになった。桐子は、相川圭介(高見周)という男と共同で輸入雑貨店を経営していたのだが、この店が火の車で、多額の金を必要としていた。しかも、桐子は相川と不倫関係にあったのだ。

 第2の事件は、北尾の医院で発生した。勝江と同じ様な手口で殺されたのは北尾本人。現場に落ちていたスカーフから、警察はその持ち主の和代を疑う。和代のそぶりから妊娠しているとにらんだ藤子は、北尾病院の看護婦・小沢牧子(倉田恭子)から、3ヵ月程前、酔った太吉が和代に迫っていたと告げられ顔を曇らせた。

 まもなく、藤子は、めぐみが持っていた折り鶴に勝江の遺言の下書きを発見。本物が北尾に郵送されていたと知った。内容は財産分与に関するもので、不倫している桐子には全く不利。警察の追及に対し、桐子は北尾殺しを自供。勝江の遺言状は桐子によって焼却されていたことが分かった。

 だが、勝江殺しの犯人が桐子ではないとにらんだ藤子は和代を尾行。やがて、和代と耕二から事件当時の真相を聞き出した――。