Click Here!
Click Here!


監察医 室生亜季子(26)
「日焼けした死体」

<出演>
  <スタッフ>
室生亜季子 浜 木綿子 原作・脚本 宮川 一郎
浜田 警部 左 とん平 脚  本 難波江由紀子
小山 朋子 山田まりや 監  督 鷹森 立一
花井 恵子 平  淑恵 チーフプロデューサー 佐藤  敦
望月  豊 深水 三章 プロデューサー 長富 忠裕
高橋 玄三 でんでん 桑原 秀郎
宮本 雄一 赤羽 秀之 島田  薫
柳井万里子 春木みさよ 企  画 酒井 浩至
川口 刑事 大場  順    
南  刑事 山田 佳伸    
佐野 講師 酒井 麻吏    


<あらすじ>
 川越市のはずれの木の生い茂った林の中で、望月豊という男の他殺死体がみつかった。望月は、亜季子の医院の患者・花井恵子(平淑恵)の元夫で、数日前、恵子を追ってストーカー騒ぎを起こしていた。そして、その際、肝硬変による大吐血をし、市内の慈愛会病院に入院したばかりだった。

 恵子の話によると、25年程前、望月とは約3年間夫婦だったが、結婚生活は女性問題ですぐに破綻した、という。

 望月は、事件前、高橋という恐喝の前科がある男と同居していた。望月の預金口座を調べた浜田(左とん平)は、数日前に入金されていた500万円が事件直後におろされていることを確認。高橋が望月を殺したものとみて、直ちに手配した。

 一方、司法解剖を行った亜季子は、死体が死後日焼けしている痕跡を発見。殺されたあと3時間ほど日なたに放置された死体が、その後、林の中の発見現場に運ばれた、と推理した。

 そんな折、亜季子の下で働く看護婦・小山朋子(山田まりや)が慈愛会病院内で偶然会った医師・宮本雄一に“手おくれの先生の…”と呼びかけ、亜季子に興味深い話をした。

 朋子の故郷・西伊豆に、患者に“手遅れだ!”と言ってからかう名物医師がいた。この“手おくれ先生”は子供がいなかったため、親のない子や心に病気のある子を集めて面倒を見ていたのだが、朋子は、宮本がその子供たちの一人だという。

 亜季子はまもなく、朋子の呼びかけにかこつけて現れた宮本に、望月の死因を聞かれた。浜田の情報によると、宮本は近々柳井財閥ともいわれる病院理事長の一人娘・柳井万里子(春木みさよ)と結婚するとのこと。亜季子はその宮本がなぜ望月の死因を聞いたのか全く分からなかった。

 警察の手配で捕まった高橋は、望月の預金をおろしたことをあっさり認めた。だが、高橋の事件当時のアリバイが確認され、望月殺しとの直接の関係はなくなった。

 捜査が膠着状態になる中、亜季子は、宮本が事件に関係しているのではないかとみて、西伊豆にあった“手おくれ先生”の診療所に行ってみた。診療所は現在、町の公民館になっており無人。だが、以前、診療所で働いていたという老婆に会った亜季子は、思わぬ事実を知った。宮本が“ておくれ先生”の養子になる前の名字は花井。つまり、宮本は花井恵子の息子で、実父はどうやら望月だったらしいのだ。

 浜田の追及に対し、宮本は望月に“縁切り料”を請求され、500万円を振り込んだという。しかし、宮本の事情聴取を知った恵子は、自分が望月を殺した、と言い出して――。