救急指定病院10

<出演>
  <スタッフ>
小諸久美子 池上季実子 脚  本 渡辺 善則
青木 菖子 角替 和枝 監  督 増田 天平
間宮  環 寺島しのぶ チーフプロデューサー 佐藤  敦
村瀬しのぶ 水原ゆう紀 プロデューサー 伊藤 祥二
二階堂 靖 沢渡  稔 藤田 裕一
平山 輝夫 鶴見 辰吾 辻井 孝夫
間宮 綾乃 三條 美紀 医事指導 久代 裕史
間宮 清彦 浅野 和之 武井 朋巳
丸岡 杉絵 久松 夕子 企  画 酒井 浩至
津山 刑事 楠見彰太郎    
安井 刑事 土屋 良太    
小諸 大悟 下村 洋平    
中辻 婦長 野川由美子    


<あらすじ>
 久美子が働く病院に自転車転倒事故でケガをした女が担ぎ込まれた。女は『しのぶ』というスナックのホステス・間宮環。鎖骨を骨折した環が耳も聞こえないと訴えたため、耳鼻科の治療も同時に行われることになった。

 そんな中、病院に“入院患者を殺す”との内容の脅迫状が続けて3通送られてきた。病院は直ちに警察に通報。だが、警官による警備のスキを突いて事件が発生した。何者かがコンセントでショートを起こさせ、病院内を停電にしたのだ。

 この停電で昏睡状態に陥ったのは胆石の手術を受けた後、輸液ポンプを使っていた二階堂靖。幸い駆けつけた久美子が心臓マッサージをした結果、二階堂は一命を取りとめた。捜査を担当した津山刑事(楠見彰太郎)は、ショートの工作が二階堂の病室の隣りで行われていたことから、犯人が二階堂の命を狙ったと断定した。

 関係者の中で最初に疑われたのは環の見舞いにきた『しのぶ』のママ・村瀬しのぶだった。しのぶは二階堂の元の愛人。二階堂の子供を産んだしのぶは、最近その認知を迫りもめていた。事件直前、看護婦の白衣が盗まれていたこともあり、しのぶが疑われたのだ。

 二階堂はビル管理会社の社長。以前、親会社で大手ゼネコン・江湖建設の人事部長だった二階堂は、リストラを成功させたご褒美として、部下の平山(鶴見辰吾)と共に天下り。来春、親会社に重役として戻るらしかった。しのぶについての事情を聞かれた環は、二階堂が店にも来ていないという。

 ところが、環の義母・間宮綾乃(三條美紀)が見舞いに来たことがきっかけで、思わぬ事実が明らかになった。江湖建設の社員だった環の夫・間宮清彦(浅野和之)は、3年前、43歳の若さで病死。死因は心筋梗塞だった。菖子(角替和枝)の調査によると、当時環と綾乃は過労死を疑って会社に事情を質した。だが、会社側は全く非を認めず、労災申請の手続きにも協力しなかった。その時の会社側の窓口だったのが二階堂だったのだ。嫁姑コンビは、会社に損害賠償を求める裁判を起こすつもりで弁護士に相談したが、間宮の労働状態を証明する資料を入手できず、結局断念したらしい。

 まもなく、環の耳が聞こえないのが嘘だと知った久美子は、環に疑いを抱いて――。