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「第6話」

 作りの悪い階段の踏み板を踏み抜いた一男が転落して腰を打撲した。結夏に肩を借りて病院に行くはめになった一男は、役所がしている住宅の検査方法に原因があると怒りをあらわにする。しかし、区役所、都庁、そして、国土交通省に相談を持ち込んでも、何一つ具体的な解決策は見つからない。思い余った一男は、欠陥住宅と戦う会という組織に駆け込む。だが、弁護士の話によると、裁判をしても解決まで最低でも3年はかかるとのこと。これを聞いた一男は、自分にはそんなに時間がないと肩を落とす。

 そんな中、家のカビ落としや歩けない一男の世話を他の姉妹に押し付けられた結夏が、不満を爆発させて家を飛び出した。お腹を空かす夏樹(須賀健太)に頼まれて食事の世話をしに溜山家に来た山岸(塚本高史)は、相変わらずダラダラしている春海(森下愛子)や秋名(菊川怜)らにコゴトをいうが、全く効き目がない。

 まもなく、ハメをはずすことも出来ずに帰宅した結夏は、家の前のゴミ袋の中に捨ててあった一男の診断書を発見、その内容を見て驚愕した。一男が肺ガン…!?。慌てて問い質した結夏は、一男が余命1ヶ月だと知り言葉を失う。2ヶ月前、ガンであと3ヶ月の命と宣告された一男は、最期に家族と一緒に暮らそうと家を買った。ところが、幸せな最期を迎えるためのマイホームが欠陥住宅だったため、一男は焦っていたのだ。

 一男が持っていたホスピスのパンフレットを見た結夏は、目の前に死が迫っている一男の胸の内を知り、衝撃を受けた。新居への引っ越しが決まってからの一男の言葉を思い出した結夏は、それが全て一男の死の準備に繋がっていたことに気付いたのだ。

 「普通の生活をしたい」。結夏は、一男の願い通り秘密を胸にしまい、一心不乱に家のカビ掃除を始めて――。




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