ゾンビが出てくるホラー作品、という印象を
持たれているかもしれない「ウォーキング・デッド」。
実は、家族の物語なんです。
そう宣言したい、この第3話。

何度見ても涙が出るほどいい家族のシーンがあります。
「ウォーキング・デッド」で泣くとは…
でも泣くんです。
きっと世界ヒットの秘密はここでしょうね。

あまり細かく書くと楽しみが半減しますので
これ以上書きませんが、ドラマの前半、
早い段階でそのシーンがあります。
ぜひ第1話、第2話をご覧いただいてから、
この第3話をご覧ください！

©TWD productions LLC Courtesy of AMC/provided by FOX channel

そして、この第3話は
恐らく想像を絶するシーンで終わります。

「クリフハンガー」ってご存知ですか？
スタローンの映画タイトルのことではないですよ。

各話の最後、数分の間に「えーーーーっ！」と思う話を展開させ、
すぐに続きが見たくなるような演出のことです。
海外ドラマはその演出が上手な作品が多いですね。

そんな中でも、この第３話。
おそらく海外ドラマ史上に残る「えーーーーっ！」で
終わります…。

家族・兄弟を思う気持ちが爆発する第3話。
ここまで見たら、もうこの作品に
何か特別な感情が生まれるかもしれません。

突然、あっという間にゾンビ（ウォーカー）で
埋め尽くされた世界。

もし、あなたがそんな世界に放り込まれ、
生死の境目をさまよう生活になったら、
いちばん大事な人は誰ですか？

誰を抱きしめたいですか？

この第3話は、
そんなテーマがシンプルに表現されている秀作だと思います。
話がシンプルなだけに胸に響くんですね。

今週もどうぞお楽しみください！

(text: Hulu 原園明彦)