Huluエピソード1シアター

シーズン1全6話の中で、
もっとも感情を揺さぶられる第5話。

先週月曜から日本でも待望の最新シーズン8がはじまった
ウォーキング・デッド。
もう単なる海外ドラマの第一話ではなく、
何かもっとすごいものとして拝聴しているような
感覚があります。

©TWD productions LLC Courtesy of AMC/provided by FOX channel

そんなウォーキング・デッドの
「ウォーカー(ゾンビ)」について、おさらいです。

放送中のシーズン1の段階では、
生きた人間がウォーカーに噛まれると
出血多量などの理由で一旦死んでしまい、
後にウォーカーとなって蘇生し、動き始めます。

文章で書いていても恐ろしいですね。
(我が人生では避けたい展開です)

そして、この第5話。
この恐ろしいウォーカーの設定があるからこそ表現できる
とても美しい姉妹のシーンがあります。

前回の第4話で、
こともあろうに誕生日にウォーカーに襲われてしまった
美しい女性、エイミー。

姉・アンドレアの腕の中で息をひきとり…。
大方の予想通り…となります。

しかし、この最も避けたい、ウォーカーという設定がもたらす
奇跡のような瞬間が静かに淡々と描かれます。

他にも、
ウォーカーから傷を負い、
ウォーカーとなる運命を受け入れた仲間に対して、
生き抜くために選択した行動。

リックとシェーン、
仲良くして、生存者をリードして欲しい主人公2人に
芽生えてくる感情の亀裂。
(これはシーズン2で大変なことになるのですが)

この第5話はシーズン1の中で
最もエモーショナルな放送回です。

来週の第6話の大円団にむかって
静かに静かに進行していく、嵐のまえの静けさ。

そしてその静けさは、
ラスト数秒で(またクリフハンガーですね)
ドンっと展開を見せるのです!

「ウォーキング・デッド」
今では各シーズン16話で構成されますが、
このシーズン1はわずか6話で完結します。

各話、毎回全力投球で、毎回直球勝負!
そしてその直球は、見事に6回とも
視聴者のストライクゾーンをとらえます。

今週もどうぞお楽しみください。

(text: Hulu 原園明彦)

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