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問題!
「ツタンカーメン」
彼の人生は何年だったと言われているでしょう?

A:約18年 B:約27年 C:約80年

答えはA:約18年、と言われております。
短い!
名前が有名な割には、王としての職務で
有名な話がないのはそのせいでしょうか?

そんな知っているようで知らない
ツタンカーメンの生涯を、わずか6話で
見事に描いたドラマなんです。

ツタンカーメン。
有名ですよね。

日本国内で過去に開催された展覧会の中では
1965年の「ツタンカーメン展」が
ダントツで1位の観客動員数だったとか。

かのサタデーナイトライブでは
コメディアン、スティーブ・マーチンが
ツタンカーメンの曲で有名になったこともありました。
https://www.youtube.com/watch?v=FYbavuReVF4

ツタンカーメンといえば、
すぐに浮かぶのは黄金のマスク。

しかし、よくよく考えてみると、
ツタンカーメン本人のことは
知っているようで、知らないのではないでしょうか?

© Muse Entertainment Enterprises

「妻は実の姉だった…」写真右が姉。
ご存知でしたか?
王家の血を守るため、当時は普通の選択だったようです。
(諸説あり)

安定していたはずの王座は常に狙われていた、とか、
エジプトに蔓延する病原菌で悩まされた、とか
人間だけではなく、時には自然も敵になり、
それでも「民」に尊敬される「王」を目指した男。

いやいや大変です。
(だから、ドラマになるんですけどね)

王として、
たった18年の人生を
苦難を乗り越えながら
生きた悲劇の王、ツタンカーメン。

男として、
わずか9歳で即位し(日本でいうと小学3年生ですね)
周りの大人たちに裏切られ、陰謀に巻き込まれ、
愛する人にも…。
それでも、強く生きた男・ツタンカーメン。

そんな壮大すぎるドラマを
全6話にギュッと凝縮してあります。

脚本の密度が高い!
今回の放送では、放送枠にあわせるために
シーンを多少カットしなくてはならないのですが、
カットできるシーンはほとんどなし。
すべてに意味が込められているのです。
写真左のアカデミー俳優、ベン・キングスレーを
キャスティングするにあたり、脚本へも
かなり気合が入ったのではないでしょうか?

そして、ベン・キングスレーもそれに応える、
十分すぎる存在感を醸し出し、物語に重みを与えております。

このドラマを見た後で、
黄金のマスクをもう一度見てみてください。

3000年以上前の紀元前14世紀のエジプトへ
気持ちがつながるかもしれません。

昔も今も、王様って大変です…ね。

(text: Hulu原園明彦)

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